特殊詐欺被害者に対する調査結果

平成25年中に認知した特殊詐欺被害者195名のうち、129名の協力を得て、被害者調査を実施したもの。

(1) アンケート回答者の年代別割合

アンケート回答者の年代別割合の統計
(人)
 
20歳代   3
30歳代 3 2
40歳代 2 2
50歳代 2 5
60歳代 8 24
70歳代 13 38
70歳代以上 9 18
合計 37 92

【対策】

★高齢者及び高齢者の家族等を訴求対象とした注意喚起・働き掛けを継続
★企業等の職域、学校等、子・孫世代に対する高齢者を守るための広報啓発を強化

(2) 特殊詐欺についての意識

特殊詐欺についての意識の統計
項目 人数
自分は騙されないと考えていた 80
詐欺について考えたことがなかった 36
騙されるかも知れないと考えていた 5
その他 5
無回答 2
合計 129

(3) 被害前に受けた特殊詐欺被害防止の注意喚起

注意喚起を受けた経験の有無

被害前に受けた注意喚起について、回答者数129人のうち、
 「経験がある」と答えたのは、78人(60%)
 「経験がない」と答えたのは,、51人(40%)
であった。以下アからウまで「経験がある」と答えた方(78人)に詳細を再質問。

ア 注意喚起は誰から受けましたか(複数回答)

注意喚起は誰から受けましたかの統計
項目 人数
警察官 19
自治会・敬老会 5
県・市町村職員 4
金融関係者 4
防犯団体 3
消費者相談窓口職員 0
コールセンター 1
証券関係者 0
民生委員 0
その他 48
合計 84

※その他=テレビ、ラジオ、新聞等のマスメディア

イ 金融機関等での職員等からの「声掛け」の有無

金融機関等での職員等からの「声掛け」の有無の統計
項目 人数
55
63
無回答 11
合計 129

ウ 「声掛け」を受けた後とった行動(「声掛け」有と答えた人(55人))

「声掛け」を受けた後とった行動(「声掛け」有と答えた人(55人))の統計
項目 人数
注意されて振込(払出)をやめた 6
注意されたが被害にあった 47
無回答 2
合計 55

【対策】

★具体的犯行手口と対処要領の情報発信、被害認知時の全件広報の継続
★窓口職員による「声掛け」等、水際対策を促進するための環境・気運づくりの推進
★家族・地域の絆に着目した高齢者の家族、知人・近隣者等に対する高齢者を守る地域安全活動の強化
★各施策による抵抗力を高めるための「県民運動“あなたも特殊詐欺被害防止アドバイザー”」の浸透の加速化
★最後の砦となる水際(金融機関等)での阻止力の向上
★通信事業者、電機商業組合等との連携による犯人からの電話を受けないための対策の導入
★「犯罪被害防止“家族・地域の絆”再生キャラバン活動事業」によるイベント、企業、学校等における啓発・防犯指導活動の展開

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