□ まちづくりネットワーク2004 飯田 に参加して

長野より高速道路により移動、台風22号の影響もあり終日雨でした。
飯田は結構遠かった・・・。

大火(昭和22年約80%焼失)の影響を受けた飯田市は防災規定(裏界線(リカイセン))を取り入れた新しい街。
他に ローターリーや、川の上に駐車場やプール施設等、最新の都市施設が整備されている。
また、防災の延長線上の防火道路(30m)に、りんご並木を造ろうと、飯田東中学の生徒が立ち上がり、現在に至っている。

飯田のまちづくりについて、高橋氏より説明をうける。
全国的に、中心市街地に人が住まなくなった。活気を取り戻すには社会サービスが必要、商業は結果産業である。

苦しい時は、ニューディール政策(テネシー河の再開発)
1.中心市街地に住む
 公共投資を先行させて、民間フローを呼び込む。福祉事務所窓口等を街の中心に据える。
 スーパーマーケットのユニーが現在の町中から撤退の話を聞きつけ、現位置での商売の継続をお願いしたとの事。
2.道路にヒエラルキー
 歩行者専用など街づくり交通計画
3.共同立て替え事業で、ゼネコン・デベロッパーを使わない。
 直接 市が住民と折衝。
4.連続投資が出来るように
 飯田まちづくり会社設立(資本金2.2億)TMOとからめて グループホームも運営!投資銀行的要素も含む。
5.すべての事業を文化とあわせる。
 新しい街づくりの起点モデルとして りんご並木。
 居住密度をあげる。再開発ビルに42戸のマンション。
 1階テナントは地元企業
 再開発事業のなかに、伝統的な建物を残す(大火でのこった倉など)結果的に全国の先駆けとなった。

公務員は送り手ではなく、受け手になれ。との事でした。

市職員より りんご並木の経過について話がありました。

つづいて現地散策
ワークショップ 
良かったところ/悪かったところ
キンモクセイのいい香りが街一面に漂っていた。
並木廻りの花木の手入れが行き届いて気持ちが良かった。
裏界線で造られた路地空間が心地良かった。
風力発電のプロペラの色、形が気になった。
りんご並木の歩道?車の往来があり、歩きにくかった。
並木の歩道の排水が悪かった。
並木廻りの建物が気になった。
水路が蛇行しているので、人が落ちるのでは?
通り町交差点で並木が分離されている感じがした。

現地にて解散。