あのときの、忘れられない言葉を形にしたい。
  
  
    It makes my day.

  それを聞いて、一日中幸せな気分でいられるよ。
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Don't you think
that having a rose variety from Britain

named after MATSUKAWA
would be a very symbolic gift to the village?

「マツカワと命名されたばらの品種を
村(松川村)に贈ることができたら、
とてもシンボリックな贈り物になると思わない?」
とデイビッド。(詳しくはRoseで紹介)



Yes, I think so.
It makes my day. 
It makes my day.

ちょっとしたすてきな出来事が、
その日を幸せな日にしてくれたときに、
そのすてきな出来事の贈り主に伝えたい言葉。
この言葉でうれしいという気持ちを伝えたら、
相手もうれしいだろう。
でもそれはきっと、
英語を母国語としていない自分が英語で言ったから、
言葉にできない気持ちまでも伝えてくれたのだろう。
   心あたたまる瞬間をこの言葉はつくってくれた。     
1999 winter

 1995年、それは私が結婚を決めた年だ。
当時は千葉県の中学校で教師をしていた。
結婚と同時に退職することを、
AETのグニラ先生に打ち明けた時のことだった。
彼女からの餞(はなむけ)の言葉。
 グニラさんはスウエーデン出身で日本人と結婚して、日本に住んでいる方、母国語はスウエーデン語、他に英語、日本語に堪能な才気あふれる、そして心の広いあたたかな女性だ。
    
   Don't forget the raisins.
          
レーズンを忘れないで。  
  パンを作る時、小麦粉は大切。
ないと作れないでしょう。
いい小麦粉でおいしいパンを作りたいわ。
でもそこに、もう一つ加えると、もっとおいしくなるのよ。
それはレーズンなの。
別になくてもパンはできるけれど、
もしあったら
いつもとはちょっと違うすてきなパンになるのね。
 
私達の人生も同じ。
生きていくのに衣食住は大切。
でもそこに、ちょっとした心遣いがあると、すてきになる。

私の場合それは、
夜ゆったりと過ごしたい時間に
ダンナさまが入れてくれるコーヒーだったり、
私達の心を安らげてくれるキャンドルの灯だったり・・・。
お金がかかることではなくて、ほんのちょっとしたこと。

でもそれが、
これから先のふたりの長い人生にとって
とても大切な1粒1粒のレーズンになる。
人によってそのレーズンの形は違うけれど、
日々の生活の中で、
あなたのレーズンを忘れないで。
       
Don't forget the raisins.

       
1995 autumn
 
 
Ask and it will be given you;
 Seek and you will find;
 Knock and it will be opened to you.

                   Matthew 7:7

 
はるか昔。
 20年近く前の話。
 花岡先生からの言葉。
 中学校での教育実習最終日だった。
 それは人生で最初の餞け(はなむけ)の言葉だった。
 
 
新約聖書のマタイによる福音書第7章の7。私は無宗教だけれど、この言葉には何か力を感じた。これから人生の岐路に立とうとする若者の心に響く言葉だ。やさしい言葉が心にしみる。この言葉を私に選んでくれた花岡先生、きっと今も、英語教師で、多くの卒業生を送り出しているのだろう。---be opened は、エールを贈る時に、いい言葉だと思う。
1989 autumn

 
今でも忘れられない言葉がある。
 あの時、
 あの瞬間、
 「!」とさせられた言葉。
 15歳のMさんの先見ノートから。
 last てふしぎだよね。
「最後の」という意味の単語とは別に、
「続く」という意味の単語があるなんて。
同じ言葉で正反対の意味があるなんて、
ふしぎ。ねえ、どうしてだと思う?
 彼女は、当時15歳。
 中学校卒業まで残り一週間くらいだったと思う。
 卒業前の2週間は、子供達にとっても、
 三学年教師達にとっても、とても味わい深いひと時だ。
 日ごろなんでもなかったことが、
 この時期は重みを増してくる。

  (
そう子供達に感じさせている教師達の誘導と
   言ってしまうとわびしいものになってしまうけど。)
 一日終えるごとに最後の○○・・となっていくのだ。
 最後の運動会、おもいっきりいこう、3年生の団結力。
 最後の合唱コンクール、歌に込めよう、みんなの気持ち。
 卒業真近になると、
 最後のクラスみんなとの給食、清掃となる。
 そして最後の歌声、3年生の合唱。
 卒業式はだから万感の思いがあふれる。
 私にとっても最後の呼名、
 ひとりひとりの名前を呼ぶのは、これが最後(と実感した)。
 式を終えれば最後の学活。
 最後、
lastという言葉が合言葉になっていく。
 
lastを飾ろう、
 有終の美をみんなで飾ろうという思いを大切に、
 中学校生活の最後をしめくくるのだ。

最後って、終わりにしたくないものもあるよね。
できれば、もうちょっと続いて欲しい。
でも続いて欲しいって思うのは、終わりがあるからかも。
つまり、「大切」ってこと。
友達・仲間・先生、
みんなと出会ったことがすばらしい。
「続く」のlastと「最後」のlastは、
切れない背中合わせみたいな関係なのかも。
わたしはこの
lastを大事に味わうよ、先生。
 

1994  spring
 だから、Mさんは私に聞いてきたのだ。
 英語のlastって不思議な言葉だと。
 どうして「続く」という意味もあるのだろうと。

  (先見ノートは、「自分を見つめるノート」ということで、
  学校の全生徒が毎日、日々の自分について何でも自由に書いて、
  担任に提出していたもの。)
 
  
彼女は彼女なりの考えを書いて私に伝えてきた。
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