Q. 巨峰の果面が白くなっているのは消毒の跡ですか?

A. 消毒の跡ではありません。ブルーム(果粉)といって、果実自身が作りだしたロウ物質です。
雨露をはじき病気を予防し、水分の蒸発を防ぎ新鮮さを保つ働きがあります。
自然に出来たものですから、食べても体に害はありません。
栽培中から箱詰めまでブルームがとれないように細心の注意を払っています。
果面にブルームがしっかりついているのは、新鮮さと高品質の証明です。

Q. 巨峰の美味しい食べ方は?

A. 皮をむいて種を出してしまうと、せっかくの香りや、一番美味しい果汁が流れてしまいます。
丸ごと口に入れ、中身を皮から押し出し、舌触りと甘美な果汁を味わうのが美味しい食べ方です。
種を飲み込むと盲腸になるというのは迷信で、産地では種の入ったまま果肉を飲み込んでしまいます。
巨峰は皮が薄いので皮ごと食べることが出来ます。皮の部分にはポリフェノールが多く含まれています。

Q. 巨峰に含まれる、ぶどう糖・有機酸・ポリフェノールとは?

A. ぶどう糖は、体内に入るとたちまちエネルギー源になるためその薬効は幅広く、疲労回復、療養中の栄養補給、さらに医療現場でも利用されています。
酒石酸、リンゴ酸などの有機酸は、ビフィズス菌などの善玉菌を増やし、良い腸内バランスを保持します。
ポリフェノールは、光合成によってできた植物の色素や苦味の成分です。
活性酸素を除去する抗酸化物質で、病気や老化を防ぎます。