懸案だった法人格取得のための手続きも設立登記完了の届け出を、九月初めに県知事に提出してすべて終了しました。この届け出をもって、任意団体「ヒューマンネットながの」は特定非営利活動法人(NPO)「ヒューマンネットながの」へ生まれ変わったことになり今後、特定非営利活動法人として活動していくことになりました。
特定非営利活動ってなんでしょう?こんな質問をよく受けますが、長野県NPOセンターの広報誌ではこんな説明がされています。
「いままでの行政や企業組織では実現できないような方法で社会的利益をつくりだし、市民主導型の新しい社会を拓き、支えていく非営利組織Non-
Profit Organization
の略。アメリカでは九百万人もの人がNPO団体で働き、それを支えるボランティアが二千万人はいると言われている。日本でも議員立法によりNPO法が成立、市民の手によって公益を生み出していく非営利活動の活発化が期待されている。」
そして「ヒューマンネットながの」の基本的な考え方は、地域で抱える問題はその問題を抱える当事者(障害者)が最も良くわかっています、その問題解決を行政や企業に委ねるだけでなく自分たちで考え行動していこう。(市民主導型)日々の生活で介護を必要としても、生活の仕方や社会参加を自ら(あるいは家族が)選択決定し地域の中で暮らしたい、そんな願いを持つ当事者や家族にはどんなサポートシステムが必要なのか、当事者が主体的にシステムを作り、必要とするサービスを提供していこうというものです。
福祉、環境保護、教育等時代の変化とともに新たな課題が増える中、市民自ら問題解決に取り組もうと全国各地でNPOが誕生し活動を始めていますが、その多くは資金不足、人材不足などの問題を抱えているのが現状です。(ヒューマンネットながのも例外ではありません)
産声をあげたばかりの特定非営利活動法人「ヒューマンネットながの」、この長野の地で市民社会の担い手となっていけるのか、会員の皆様の自発的な活動への参加をお願い致します。
最後になりましたが長期間、法人格取得を目指し御尽力されたスタッフの皆様ご苦労様でした。 |
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去る九月十一日、長野市若里市民文化ホールで五年ぶりに開催されました「ドルチェファミリーチャリテーコンサート」は、観客の皆様に大好評で終了することができました。
小学校四年生の時に初出演した藍葉幸太君も、今年は高校を卒業、就職しましたが、好きなピアノのお稽古だけは続けており、コンサートも一度も休むことなく横浜・長野と出演してきました。
こうした経験のお陰でピアノも上達して、好青年になられた幸太さんの舞台姿は堂々として大きく見えました。
ファンの方達から、たくさんの花束を贈られて大喜びをする幸太さんを見守るお母様の笑顔も印象的でした。
今回の長野会場では、毎年、出演して下さる演奏家の皆様が、朝早く横浜からお出で下さって、休憩時間も惜しんで入念なリハーサルをなさり、すばらしい歌声、ピアノ、マリンバをご披露下さいました。又、地元からギターと、「カメラータナガノ」様が友情出演をして下さいました。木管楽器は音色がやさしい上に珍しく、好評でした。
皆様に、心から感謝申し上げます。
また、当日朝から会場の整理に参加して下さったボランティアの皆様もありがとうございました。
私宛のお礼状の一部を紹介させていただきます。
ドルチェファミリーチャリティコンサートに参加させて頂きありがとうございました。
新聞で紹介されていたように、肩肘はらずに障害のある子もない人も皆で楽しめました。雑事に追われる日々、本当にゆったりとクラシック音楽に触れて心が開放される貴重なひとときでした。
何年ぶりだろう…。こんな思い。「カメラータナガノ」の演奏の時に、一人の青年が舞台に上り楽しそうに嬉しそうに心の高まりを素直に唄い、それをまた、当たり前のように会場の人達が暖かく受け入れ唱和する光景に、泣けて泣けて仕方ありませんでした。
早くこんな社会になればと、願わずにはいられませんでした。
幸太君ものびやかに立派に成長してスーツ姿が似合っていましたね。
みんなそれぞれに成長しているのだと久しぶりに他のお子さんの姿を見るにつけ、これまでの長い年月をふりかえざるをえませんでした。本当に楽しい豊かなひとときをプレゼントして頂いた思いです。ありがとうございました。
他にも、FAXを戴いたりお電話でお話したり来年に向けての参考になりました。行き届かない点も多々ありましたが、皆様が喜んで下さり私達こそたくさんのプレゼントを戴きました。
また、来年お会いしましょう。
(丸山正子)
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感動をありがとうございました
井上和美
若里市民文化ホールで五年ぶりのドルチェファミリーコンサートが開催されました。ステージからたくさんの色のついた音がこぼれてくるようなマリンバ。異国情緒漂うギターの弾き語り。ピアノから次々とヒットソング。また柔らかな暖かな音色の室内楽…。私は思わずウトッとしてしまいました。
目を開けると、一人の男性が演奏に混じって歌を歌っていました。一瞬ここはどこかと思うほど、自然な光景でした。そして藍場幸太さん。麦っ子のメンバーでもある方で、時々お宅に電話をすると練習中のピアノの音がしました。継続した練習ができる環境にあり、発表ができる場があることは、幸せなことと思います。これまで育み、支えてこられたご家族はもちろんのこと、多くのみなさまの真心を思わずにはいられません。すばらしい音楽会をありがとうございました。
(麦っ子広場代表) |
十月九日、ふれあいセンター五階ホールで「三者交流会」が開かれました。長野県短期大学の学生五名に、ちらし寿司、からあげなどの昼食を作っていただき、三十九名の参加者はお互いの顔を見ながら、懇親をおこない、楽しいひとときを過ごしました。
日ごろ、電話や文書でしか連絡が取れず、実際に一堂に会す機会がなかっただけに、お互いにとてもプラスになり、その場でコーディネートしたり、今後の予定なども聞かせていただけました。
ヒューマンの活動が広がっていくことは、アテンダントの依頼が増えることにもつながります。十一月には、アテンダントの募集、養成講座も計画されています。みなさんの力をぜひお貸しください。
(生活支援・家族支援部/長島はつみ) |
十月三日(日)に南長野運動公園で「ふれあいまつり」が開催され、当会も出店しました。
当日は朝から十一月の下旬並という寒さと、時折の雨と風の悪天候の中(この悪天候のために私は参加出来たのですが)開催されました。あいにくの天気で人の出も心配しましたが、まつりも定着したためか、開始前から人が来はじめ盛況でした。
ヒューマンネットとしてはバザーと広島風焼きうどんを作り販売しました。
バザーはスポーツウェアーが好評で常に人だかりが出来てほぼ完売してしまいました。
焼きうどんも好評で作るそばから売れてしまい、用意した150食もお昼過ぎには完売してしまいました。
寒さの中苦労した甲斐があり、多少ですがヒューマンネットの資金作りに貢献出来たのではないかと思います。
またバザー品の提供や当日お手伝いいただいた方にお礼を申し上げます。
(情報提供部 小山忠芳) |
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夫はパソコンを始めた時からずっとホームページを作りたいと思ってきたようですが、私はこれといった目的、目標、コンセプトもないのに、どんなものかといまひとつ気乗りしませんでした。友人から「見たい人は見るし、見たくない人は見ない、それがホームページ。だから作り手の自己満足でもいいんだよ」という言葉が返ってきました。
ちょうど、その頃ヒューマンネットながののホームページの掲示板に書きこみをした源氏ホタルのレポートを、櫛部先生がホームページにしてくださった時の反響の速さに、改めてインターネットの面白さを教えてもらいました。そして、せっかくパソコンを始めたのだから、私もホームページを作ってみようと思うようになってきたのです。
パソコン教室では、主に画像の加工を中心に教えていただきました。ホームページに載せる写真の圧縮方法、デジカメ購入以前のホームページに載せたい写真をスキャナで取りこむことなどを教えていただきました。
そして、ついに十月一日付けで我が家のホームページを開設いたしました。プライベートの内容が多いのと、初めて作ったホームページですから出来栄えはあまり良くないので、恥ずかしいのですが、皆様にもアクセスしていただければ幸いに存じます。
Tukadaのホームページ http://w1.avis.ne.jp/~samsae/
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障害をもつ生徒が高等教育機関に進学することを考えた場合、日本での現状は極めて厳しいといえましょう。文部省の学校基本調査に拠ると、高等学校卒業者の大学等進学率は四二・四%(平成十年)であるのに対し、盲学校高等部卒業者では四・七%、聾学校卒業者では六・六%、養護学校卒業者では0・四%(平成八年)とな
っています。
大学入学関門の入学試験は、障害をもつ生徒にとって学力以前の問題が大きく立ちはだかっています。それが受験の可否と試験の際の配慮です。『大学案内九八障害者版』(わかこま自立生活情報室 1998.1.21)のデータによれば、視覚障害、聴覚障害、肢体不自由について受験を認める大学は五六%〜六二%ほどで、知的障害、学習障害については一五〜一六%ほどです。つまり入学するに充分な学力をもっているかどうかではなく、その前段階で拒否されることもあるわけです。また、もし点字使用者が手書き文字による解答を求められた場合、その生徒の点数は『0』ということになります。 入学後の生活についても支援体制はあまりありません。学生寮があっても障害学生の利用が不可能だったり、下宿先の情報がなかったり、講義の際も上肢障害学生のためのノートテイクや視覚障害学生のための点訳サービス、聴覚障害学生のための手話通訳などを実施している大学は極めて少ないといえましょう。
アメリカではすべての大学に障害学生サービスと呼ばれる部署が置かれています。校内の移動手段、実験の際のアシスタント、障害に合わせたコンピューター、進学・就職に関するカウンセリングなどのサービスは、障害をもつ学生が障害をもたない学生と同等な環境で勉強できるよう、すべて無料で提供されているものです。
障害をもつ学生が適正な評価を受けるために必要な配慮は、決して障害者を優遇しているわけではありません。障害をもつ人に対する「適正な評価」とは何なのか、もう一度考え直す必要もあるのではないでしょうか。
(加枝さんは約一年間のバークレーの研修を終えて七月末に帰国されました。)
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【会員紹介】
井上金巳
私は長野市身体障害者総合施設いつわ苑に入所中の五体不満足の井上金巳と申します。
本年三月、ヒューマンネットの総会を羽入田幸子さんよりお聞きし、参加と同時に入会をお願いし、プール介助のアテンダントを会員の田中正文さんを指名させてもらい契約をし、四月より週一回サンアップルのプールに通い、リハビリを続けております。
また、本年六月には田中さんの紹介で大冒険ぱーっと2に参加、東京ドームで巨人・阪神戦を見物、二泊三日の冒険旅行を楽しみました。
五体不満足の障害のため、とかく人一倍希望や夢、明るさを失い湿りがちな毎日の中で、ヒューマンネットの皆さんのおかげで何とか五ワットくらいの明るさを保ち続けており、感謝しております。 もっともっと明るくなることを願い、会員皆々様のご健康ご多幸をお祈り申し上げ、自己紹介に代えさせていただきます。 |
【ワンポイント介護】
褥創(床ずれ)と体位交換
挟間 孝
これらは、寝ている場合だけでなく、長時間、イスや車いすに座り続けていてもできます。一般には、「床ずれ」と言っていますが、正式には「褥創」と言います。
褥創は、まず、皮膚が赤くなります(発赤)。体の向きを変えて三十分くらいで発赤が消えれば褥創ではありません。
しかし、いったん褥創になると、水疱ができ、傷口がただれ(びらん)、潰瘍、壊死と進んで骨にまで達し、敗血症から死に至ることもあります。
水疱ができたときは破らず、清潔な被覆剤で保護します。びらんや潰瘍ができたときは、医師に相談して支持を受けることが必要です。
予防の第一は、圧迫を取り除くことです。二時間に一回の割合で体位を変え、一定の部分に圧力がかからないようにします。また、シーツや寝間着のシワ、ボタンなども要注意です。環境への配慮としては、摩擦や湿気を取り除くことでしょう。
褥創を防ぐための福祉用具には、
◇エアーマット(空気の圧力を変えて圧迫箇所を分散させる。九万円〜十万円)
◇医療用ムートン(柔らかい感触と保湿性が痛みを和らげ、血行をよくする。二万円前後)
◇ビーズパッド(パッド内のビーズが移動・変形して体圧を分散する。三千円〜一万円)
◇ひじ・かかと当て(ひじやかかとに圧力がかからないようにカバーする。八千円〜九千円)などがあります。
お問い合わせは、ヒューマンステーションまで |
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《ステーション日誌》
長野大学(上田市)石橋恵美子
私が初めて「ヒューマンネットながの」を知ったのは、去年の八月に行われたヒューマンステーションの開設記念パーティーの時でした。上田市にお住まいの石野裕子さんの介助者として参加させていただき,ステーションも少しだけ見せてもらいました。そのときは、今回このような形で関わっていくことになろうとはもちろ
ん思ってもいませんでした。
私は、今年の六月に行われた「みんな一緒に大冒険ぱっーと2・ザ・東京ドームツアー」にスタッフとして参加し、その関係で、ヒューマンネットの会員でもある和泉壮さん、紀子さんの結婚祝賀パーティのお手伝いをすることになりました。また、大冒険のドキュメントが、ヒューマンネットのホームページに載せられることも
決まり、私もそこで短いドキュメントを書いています
私は福祉科の学生ですが、あまり福祉のことは分かりません。しかし、障害者の自立の問題については前から興味があり、今回電話番などいろいろな手伝いをというお話をいただいたとき、自分の出来る範囲でやってみることにしました。
上田市に住んでいる私が、長野市の方々しかも社会人の方とお話ししたり、知り合ったりするチャンスはあまりないのが現実です。しかし、ステーションにいくと、いろんな人とお話しできるので、楽しいです。これをきっかけに、いろんな大学の学生が、参加してくれれば、もっと楽しくなると思います。
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事務局から
新会員紹介
○正会員
峯村弘美,鎌田富美子,山田純子, 安藤静子,村沢三喜雄
○応援会員
赤川眞理子,田中里美,立岩真也, 広田直子
○賛助会員
熊倉敏雄,小島美智子,信大開発
( 敬称略) |
学習・研修部からのお知らせ
アテンダント講習会を開催
ヒューマンネットながのへのアテンダント派遣の依頼件数も徐々に増え、これまではなんとか要請に応えられてきましたが、新たなアテンダントの参加がないと今後の派遣以来に応えられない状況も予想されます。
また、現在、アテンダントとして活躍されている方も、不安を抱えながら介護に当たっている状況があります。
そこで、今年度の「アテンダント講習会」を開催し、介護を受ける障害者の心理及び基本的な介護技術の学習をします。
ぜひ参加をお願いします。
☆日時/1回目=11月20日(土)午後1時30分〜4時
2回目=11月27日(土)午後1時30分〜4時
☆会場/長野市障害者福祉センター(厚生年金会館の裏手)
☆受講料/500円 |
☆★☆ ♪ 狭間壮クリスマスコンサートを開催 ♪ ☆★☆
障害のある人もない人も、ともに楽しめるクリスマスコンサートを今年もサンアップルホールで開きます。 松本市在住でピアニストである奥様の由香さんとともに全国各地でコンサート活動をされている狭間壮さんと、その仲間たちによるクリスマス・メロディーの数々をお楽しみいただきます。
狭間さんは、車いすを使用していますが、その体からわき出てくる歌声は、「車いすの…」などと形容されるものを超越したエンターテイナーそのものです。きっとお楽しみいただけると思います。
☆日時/12月25日(土) 午後2時開演
☆会場/長野県障害者福祉センター「サンアップル」ホール
☆入場料/1000円
チケット販売のご協力をお願いします。
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【伝言板】
身体障害者(児)のための介護保険制度の講演会
介護保険制度が来年4月から施行されます。また介護認定の受付が始まりました。
在宅で介護を必要としている障害者(児)はどのような介護を受けられるでしょうか?障害者(児)主体の講演会を開催します。
・講師 長野大学社会福祉科教授 矢島 嶺 先生
・日時 11月7日(日) 午後1時〜3時
・場所 長野市障害者福祉センター
・参加費 無料
お問い合わせ 「どんぐりの会」須藤今朝信 026-221-3268
【CD販売】
♪ドルチェコンサート♪ inながの
ライブCD完成
2枚組CD 2000円(送料別)
9/11に行われ、好評だったドルチェコンサートのライブCDが完成しました。
希望者は「ヒューマンステーション」までお問い合わせ下さい。 026-268-0622 |
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編集後記
おとなり韓国の障害者運動の実状について、『社会福祉セミナー』(NHK、八〜十月号)が紹介している。韓国でも民主化運動と連動し、脱施設化の潮流が起こっているという。その中心的役割を果たしてきたのが『ともにあゆむ』という雑誌。創刊は一九八八年で月刊誌である。現在、韓国では一般的に障害者のことを「障碍人(チャンエイン)」というそうだ。害を避けた呼称であるとともに、障害のある人はどこにもいる友人、隣人であるという意味を込めた言葉で、同誌が強く主張してきた。それまでのマスコミは美談を載せ、同情を誘う記事ばかり。現実問題を訴えていく力を持ち得なかった。そこに風穴をあけたのが『ともにあゆむ』である。脳性マヒの人がバス乗車を拒否されたり、視覚障害者が大学入学を拒否された事件をマスコミは取り上げなかったが、同誌は積極的に伝え、問題提起をしてきた。障害者の入学を制限する口実とされる入学前健康診断についての見直しを迫り、文部省は障害者の特別入学枠を設けるように指示、障害者の高等教育を受ける権利を保証する措置を執った。厳しい現状も一方にはあるが、民主化運動と連なりながら、韓国でも障害者自身が声を上げ、社会を変革する動きが巻き起こりつつある。
(スー)
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