■ Love is so sensible ■


 いつまでこうしていられるのか、きっと誰も知らない。誰にも判からない。

 化粧を落とした顔に化粧水をたたきながら、あたしは泣いていた。

 幸せ、というのはどういう状態のことを云うのだろう。
 厄除けをしてもらえば、お祓いをしてもらえば、彼に辛いことが起きなくなるのか。
 『すきになること』すらいけないことなら、それ以上に『彼の気持ちや行動を独占したがること』は相当いけないことじゃないか。

「迷惑ならいいの。」
 あたしはただ不安で、「もうおまえは要らない」って言われるのが怖くて、泣き出す前に黙って逃げた。
 だけど、神様、ホントは…

 タータンチェックの毛布にくるまって、あたしは泣いていた。

「あたしがいつまでもニコニコしてると思ったら大間違いだからね。」
 違う、ホントは、いつまでも笑っていたいの。あなたの隣で。

 与えてもらうことばかり願っていた罰なら、今、ここで受けるから。

 だから神様、どうか今のまま、彼の傍にいられますように。
 もっと素直になるから。もっと強くなるから。

 あたしには、彼がいないとだめっていう気持ちしかないんです。


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