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8月1日(釜の口) )
この日から玄関先で仏様を迎える火を焚きます。
昔は毎晩24日のうら盆まで続けたようです。
新盆の家は提灯を軒下に吊るし、夜中まで灯りをともします。
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8月7日(七夕祭り)
祭りの後の竹は大根畑へ立てる。
ムシが付かないと思われていました。
今でも「おまじない」として竹を畑に持っていく家庭が多いのです。 |
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8月13日〜16日
仏壇の間に精霊棚を作り、位牌を仏壇から出します。
下にススキで莚(むしろ)をしき「供物」「花」を飾ります。
15日の朝、家族そろってお墓参りに行きます。 |
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8月14日・15日(盆踊り)
平成12年まで中町(かつての商店街)の通り、現在は「ひまわりの湯・駐車場」で行なわれています。
盆踊り歌は「のとえ」「一六踊り」「せしょ踊り」「扇子踊り」など。
昭和62年から「平谷音頭」が加わりました。 |
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8月15日(たいとぼし)
この一年間で亡くなった方のため「たいとぼし」を行ないます。
「たい」とは、前日の14日に近親者がヒノキを細かく割って5本で1束とし合計108束のものを用意しておきます。
当日村民が来ると「たい」に火をつけます。
「水向けの茶碗」で清めながら「念仏」と唱え、燃える火の周りを3回まわります。
平成18年に雲谷寺が新築され、今年は「御詠歌」も詠まれました。
そのあと主人(喪主)に挨拶をして焼香します。
近年まで各家庭で行なわれ、時間ごとに村民が団体で移動するという特徴がありました。
ここ数年はお寺で合同の「たいとぼし」を行った後、親戚宅のみを訪問し「小さな・たいとぼし」を行なうように変化しています。 |
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8月16日精霊流し(送り)
午前零時になるのを待って仏様を送ります。
玄関先で「かがり火」を焚き、ナスの牛やキュウリの馬に乗った仏様の船を川に流し冥土へ送ります。
馬達の胴に、米や味噌をくくり「御施餓鬼供養の旗」(お寺でもらう3色の紙)を切ってたてます。 |
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8月18日(送り神)
悪霊災難を幣束(ヘイソク)に託して村外に送り出す行事です。
ススキを太く束ね円形にしたものを軽トラックに乗せて花や竹で飾りつけをします。昔は御神輿(オミコシ)にして担いだようです。
各家庭でお金(100円位)をくくり付けた幣束を準備し家中を清めておきます。
正午過ぎに、平谷の北のうつぼ地区から南の新町地区まで順番に神主(ねぎ様)に祓い(はらい)を受けながら移動します。
村民は地区ごとに集合しています。
御神輿が到着後、用意しておいた幣束をススキの台に差込みます。
ねぎ様の「祝祠」が終わるのと同時に鉄砲(現在は運動会などで使用している物)を鳴らし悪霊を退散させます。
送り神の行列に続いて、地区の境まで行き、一礼してから向きを変えて自宅に戻ります。
この時に振り向くと悪霊が取り付くといわれています。
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