旅立つ秋   /  ミスリム
明日霜がおりていたなら それは凍った月の涙…

 

  愛はいつも束の間 このまま眠ったら
      二人 これから ずっと はぐれてしまいそう…

 決して、「秋に旅立つ」のでなく 旅立ってゆくのは「秋」の方なの。

 移り変わる季節と 同じ様に、やがてこの愛も 変わっていくのでしょうか?
 この世の中に、永遠や普遍 なんていうものが はたしてあるのかしら?


    明日あなたのうでの中で 笑う私がいるでしょうか

* ♪ * ♪ * ♪ * ♪ * ♪ *

夜明け前に見る夢 本当になるという     
              どんな悲しい夢でも信じはしないけれど


 ユーミンの曲には 眠りにまつわる 言い伝え?なんか
よく使われます。正夢も楽しいことばかりとは限らないよね。
 
幸せな時は 束の間。
幻のように 消えてしまわないように…。
乙女心には 幸せな時でも、常に不安が つきまとうもの。
幸せであればあるほど、寄せて返すような 不安に悲しみが 深く浸透してゆく…。

同じ幸せの 頂点に近い曲なら、はるかは やっぱり「14番目の月」のがいいな。
なんたって楽しい曲だし。「幸せの絶頂」「月」とモチーフは似てるのに
まるで異なる曲が できちゃうのも やっぱりユーミンだからでしょうか?
 でも、秋の終わりに、しっとりと聴きたい曲です。

特に凛とした寒い夜半には…。

秋は木立をぬけて 今夜遠く旅立つ

 

@イラストはイメージです。