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平成26年度 研究概要 (第2部門)

H26-2-1
題  目 動作検知プログラムmotionを利用した小学校理科の教材開発
研究者 中澤 茂忠
概  要 本研究の目的は小学校での動作検知プログラムmotionによる理科教材開発の試行である. 教師がパソコンを観察等の補助に利用する場合,拡大投影やビデオ・写真撮影などパソコンの既存機能を利用している.システムやプログラムを開発したり,新しい機器を利用したりして観察の補助をすることはあまりなかった.小学校理科でのパソコンの利用分野は限定されている.パソコンに動作検知プログラムmotionを授業者が教材開発用としてインストールする.児童がモンシロチョウの羽化を観察できなかった場合,動作検知プログラムmotionを利用すると羽化の様子を自動的に動画と静止画で記録すことができる.小学校3年生児童の授業後のアンケートから動作検知プログラムmotionによる動画が観察の補助的なツールとして有効であることがわかった.
H26-2-2
題  目 長野県内における福島第一原発事故によって、放出された放射性セシウムの分布
研究者 林 康成
概  要 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴って起きた東京電力福島第一原子力発電所事故によって、環境中に大量の核分裂生成物(FP)が放出された。その一部は長野県まで到達し、長野県内でも地域によってFPの土壌沈着量に差があることが確認されている。本研究では核分裂生成物の一種であり、半減期が他の放射性核種に比べて比較的長い放射性セシウムについて、長野県内における土壌沈着量の詳細な放射性セシウムの分布を調査すること目的とした。その結果,長野県の西北信地域,中信地域,中南信地域,南信地域において,すべての地域で134Cs(放射性セシウム)の土壌沈着量は50Bq/kg以下という非常に低い値となった。これは八ヶ岳などの標高の高い山々が空気を遮ったためだと考えられ,これらの地域には多くの放射性物質を含んだ放射性プルームはやってこなかったということが確認された。
H26-2-3
題  目 フラクタル性の変化からみた太陽活動と気候変動の関係
研究者 丸山 文男
概  要 フラクタルの見地から太陽活動の気候変動,気候レジームシフト,地磁気への影響を説明しようと試みた.気候レジームシフトとは,ある気候状態から他の気候状態に短い時間で遷移することである.ウェーブレット変換を用いて,太陽黒点数,地磁気活動度指数,太平洋十年規模振動 (PDO) 指数のマルチフラクタル性を解析し,次のような結論が得られた.1) 太陽活動が不活発な時,地磁気は安定である.2) 太陽活動が最大の2年前に,太陽活動が最も不安定である.3) 太陽活動が安定なほど,次のサイクルの太陽活動は活発である.4) 地磁気の活動が不安定なほど,次のサイクルの太陽活動は活発である.5)太陽活動はPDO,レジームシフトに影響を与えていると考えられる.太陽活動が活発なほど黒点数が多く,太陽(地磁気)活動が安定な時はそれらの指数の変化がモノフラクタル性に近く,不安定な時はマルチフラクタル性が強いと考えている

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