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国産活あさり
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「生協のあさりは市販と比べ味が濃いし何といっても身が縮まない」と好評を頂いている生協商品の古くからの定番商品。味噌汁の具、酒蒸しや、スパゲ
ティ、クラムチャウダー、韓国料理のチヂミなど幅広い用途に使え、良質のタンパク質をはじめ、鉄分、カリウムやカルシウムなどのミネラル、旨みを出すコハ
ク酸とさまざまな栄養素を含んでいる庶民的な貝です。また、利尿作用やむくみをとる効果もあり、肝臓・腎臓のよいとされる亜鉛も多く
含まれるので、飲みすぎや二日酔いの朝はあさりのお味噌汁をおすすめします。さて国産あさりは1990年の漁獲量が71、000トンに対して現在は
36、000トン弱と激減していて、輸入は毎年80、000トン前後。流通しているアサリの3分の2以上は 輸入物と
言えます。ちなみに日本産のものの中では愛知県(30%)と千葉県で(22%)で全国の過半数を占めます。最近、北朝鮮産あさりがクローズアップされ、輸
入して日本で蓄養することで「国産」表記になっているとの報道がTVや新聞でされています。年々、国産品の確保は難しくなっていますが、千葉県に限らず、
他の生産地を確保することで生協では年間を通して国産あさりをお届けしています。
★商品特徴
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関東では5月と10月が産卵期で、直前の3月から4月、及び9月が殻一杯に身がつまって旬だと言われており、冬は水揚げが減るため、一般には北朝鮮、中
国、韓国産が出回りますが、生協は年間を通して国内産の活あさりをお届けしています。
・小石、割れ貝などの混入を防ぐために3段階選別をしています。
@海水を濾過して15℃に冷却した蓄養池に1〜3日間入れ、砂抜きします。
A振動式除去機で小石やゴミを除きます。
Bコンベアラインで人手で割れ貝等除去します。
パック後は金属検出器を通しています。
※砂を吐ききるとあさりが弱りますので完全に砂出しはしてありません。使用前に再度砂出しをして下さい。
★採取から班へのお届けまで流通ルートが明確です。
★食品衛生法指定検査機関でカドミウム・シアン化合物など重金属の検査を定期的に行っています。
★あさりの雑学
@昔ながらの腰巻漁法とは
あさりは主に人手で採取しています。腰巻漁法という、腰まで海に浸かり、柄のついた鉄のカゴを海底に突き立てて引き、砂ごと掬い取る方法
で漁をしています。とても重労働ですが、昔ながらのこのやり方は、貝に砂が入りづらく、貝殻も割れにくい、あさりにとってやさしい方法だと言われていま
す。A上手な砂出しの方法
★水は海水に近い3%くらいの塩水が適しています(水1リットルに塩大さじ2)
★水の温度は室内温度。冷蔵庫に入れると貝は呼吸をしなくなるので、あまり砂を吐きません。
※夏は室温が高いので、そのまま放置すると水も貝も腐ります。2〜3時間砂出しをしたら、すぐ調理するか、冷蔵庫で保存を。
★吐いた砂をまた吸い込まないように、ザルに入れて塩水につける方法はおすすめです!
参考サイト:千葉県漁連
農林水産省「グ
ラフと絵で見る食料・農業ー統計ダイジェストー 平成14年6月 貝類」
あさりの漁獲量・生産額・輸入量などの統計がわかりやすく紹介されています。
社団法人 日本水産物貿易協会「輸入水産物ミニ知識」
水産物の輸入量や日頃スーパー等で見かける輸入水産物の主要原産国・地域が紹介されていて面白いです。
とちぎコープ「産地を訪ねて
今が旬 活あさり 千葉県漁連あさり事業所」
あさりが出来るまでの工程を写真で説明。腰巻漁法についての解説もあります。
(生産者/製造者 千葉県漁業組合連合会 あさり事業所)