ジョイ君 キミが初めてお家に来るまで、お母ちゃんはワンコとの生活に賛成出来なかったの
子供の時から動物が身近に居る事が当たり前だったから 勿論犬も猫も大好き!だった
でも・・・色んな事を考えると、今は無理。。。
お父ちゃんが犬を欲しがる度に代わりに犬の置物が増えて行きました
 (「飼おうよ 世話は全部俺がするから」 うーんソロソロいいのかな)
 (「どうせなら 大きい子がいい バニかゴル可愛いもんなぁ」 聴こえる様に独り言)
そんな日曜日のある日 休日にしては珍しく早起きして新聞を読んでたお父ちゃんが
掲示欄を指差して「おい これ!」お尻の重い筈が速攻連絡を取り、お迎えに行く事に・・・
サークルの中に居たキミは可愛かった 大きな手を上げて尻尾をパタパタ動かして
今迄出逢ったどの子より大きくて、抱っこしたらもう2度と離すものか と思うほど愛くるしいこ

その日から始まったキミとのドタバタ楽しい毎日 案の定2日坊主だったお父ちゃんだったしね
大きいくせに身体が弱くて、毎日お医者さん通いだったけど キミは頑張ったね
その内、石を齧ったりログの樹を齧ったり・・・歯が磨り減って無くなってしまうと心配したよ
悪戯をして叱ると困ったお顔してたキミ 垂れ目でいつもデヘヘって照れ笑いしてたキミ
お散歩に行くと小さな子供にも大人しく撫でさせた 本当に人が好きだったよね
話し掛けるとよく聞いてくれたね 身体に磁石が隠してあるみたいにピトッてくっ付いてた
キミの身体は温かくてゆったりして、どんなに頼もしかった事か

妹分のソフィーが来た時も優しく受け入れてくれた 怒ったらいいのにと思っても笑ってた
どんなに忙しい時も心が不安定な時もキミは変わらない笑顔で居てくれた
ソフィーが先に逝ってしまった時も、お母ちゃんを支えてくれた
いつも忙しくて・・・大好きなお出掛けも中々出来なかった ゴメンね
これから これからゆっくり出来るよ ずっと一緒に居られるよ
新しく迎えたマリーに沢山教えてあげてね 一緒にお出掛けしようね

なのに・・・
キミは急に逝ってしまった キミの辛さに気付くのが遅かったから
そんなお母ちゃんが寂しくない様に、マリーとの縁を結んでくれてキミは静かに逝ってしまった
いつもの寝顔と変わらない優しい姿のままで・・・
キミがどんなに忍耐強くて優しくて そしてどんなに大きな存在だったか
神様に感謝しないとね ジョイに逢わせてくれて有難う!
でも でも もう一度逢いたいよ 抱っこして謝りたいよ 夢の中でもいいから逢いたい!