ソフィーは7月の最終日にお星様になりました
暑い夏の日 あまりに急な哀しいお別れでした

花火や雷の音がとても苦手で、パニックを起こしてしまう子でした
何とか治してあげたくて、効果が有ると聞くと試してみましたが どれも今一つ・・・  
只、興奮した時に傍に付いてさえ居れば少しずつ落ち着きを取り戻す事はできたのです
以来、雷の気配がすると何をおいても駆け付けて抱っこして落ち着かせる事に専念しました
たとえ甘いと言われても・・・ でも、ほとんど自営の様な仕事だから出来た事かもしれません

それなのにあの日・・・お母ちゃんは駆け付けてあげられなかった
30日、(父の49日が過ぎたら山へお花でも見に行こうね)母と交わした約束通り出掛けていました
お昼を過ぎて、少し雲行きも怪しい感じがしたけど、楽しそうな母に(早く帰ろう)が言えなかった
山野草を堪能して、温泉に入って背中を流して。。。その間に苦しんでいたなんて思いもせずに。。。
帰路、市内に入ってから道の端に小さな水溜りが出来てるのを見た時の言い様の無い胸騒ぎ・・・
駐車してる時にいつもなら聞こえてくる興奮した声がしない でも「お帰り」の声もしない
慌ててドアを開けると倒れたソフィーと途方にくれた様子のジョイの姿がそこに有ったのです

ほとんど意識の無い、荒い息遣いのソフィーを病院に運んで直ぐに診察して頂いたけど手遅れでした
おそらく、雷のパニックから過呼吸になり酸素が取り込めなくて倒れたのであろう という事
父に(お願いだから連れて行かないで!)もしかしたら奇跡が起きるかも 一晩中祈り続けました
彼女も一晩頑張ってくれましたが、翌日の朝、腕の中で静かに眠る様に逝ってしまいました
綺麗にして頂いて、私一人だと分かると病院の奥さんが手を貸して下さって一緒に家に帰る事が出来ました
いつもプニプニしていた綺麗な肉球に泥が付いてカサカサしていたのが哀しくて、申し訳なくて・・・
綺麗にしてクリームを塗ってブラシをして・・・庭に咲いてるお花でコサージュを幾つも作って・・・
後は只謝るしか為す術がなく。。。後から思うと、一人だったからゆっくり泣く事が出来たような気がします
しばらくしてから母、妹と姪がお別れに来てくれ、翌日予約の取れた荼毘に付す際も付き添ってくれました
哀しい事に、情けない事に一人では何も・・・抱っこして車に乗せる事すらも出来ないのです
お骨になってお母ちゃんの膝に戻ったソフィーは小さく軽くなってしまったけど、ようやく「お帰り」だったのです

沢山のお花に囲まれたソフィーは、笑ってくれているでしょうか お友達に逢えたでしょうか
あの日から連日大きな雷の音が鳴り響いています もう怖い想いをしなくて済むのでしょうか
どうか安らかに、いつもの様に明るく笑っていて欲しい いつもの様に・・・

彼女が居なくなって1ヶ月・・・、改めてどんなに支えられていたかを思い知らされた気がしました
写真に写るあの子はいつも笑って私を見ていてくれた 只、純粋に何も求めずに・・・
私もジョイと笑顔で頑張るよ いつも一緒に居てね 一緒に笑っていてね ソフィー!

改めて 皆様に頂いた温かなお心遣いに感謝申し上げます
ソフィー 出逢えてよかった
うちの娘になってくれて有難う
沢山沢山の思い出を有難う

また逢えるその日まで
少しだけのお別れだけど
あなたはいつもココに居る
大好きだよ ソフィー!