'Celebrity'
セレブリティ 

1998年作品
モノクロ
ウディは出てないよ。

   初心者度    ★★☆☆☆
   セレブ度    ★★★★★
人間関係ごちゃごちゃ度★★★★☆


どんなお話?
N.Y.を舞台にセレブリティ(大物俳優やモデル)
の裏や人間関係、あほさ加減を
売れない脚本家を通して暴露する物語。

脚本家リー(ケネス・ブラナー)はいつもセレブの集う
パーティやなんかに出没し、役者に脚本を売り込んでいる。
ある日、高校の同窓会に出席した彼は同級生の落ち着き加減に
驚き、自分の人生を見つめ直すために
ヒステリーな妻ロビン(ジュディ・デイヴィス)と別れる事にする。
その後スーパーモデル(シャーリーズ・セロン)や役者のタマゴ(ウィノナ)
売れっ子TV記者などと関係を築くが・・・。

一方でロビンは売れっ子TVプロデューサートニー(ジョン・マンテーニャ)
と出会い、リーとは対照的に成功を収めてゆく・・・

果たしてリーの行く末はいかに?!


*見どころ*
はっきり言うと一回目にこれを見たときは
むかむかして早送りをしてしまった。
ウディは出てないし、いつものインテリっぽいミニマムな作りでは無く
なんでもありのセレブリティばかり登場して乱交を繰り広げるのだから。
しかーし!二回目からは、やっぱりウディ節がちりばめられた
いつもの作品だという事に気付かされる。

まず、しょっぱなから運命です。ヴェート―ヴェンの運命です。
そして、レオが出てきます。トラブルメイカーなやんちゃセレブです。
シャーリーズ・セロンは素晴らしいボディをこれでもかと見せつけ
役者のタマゴ、ノラを演じるウィノナ・ライダーはお決まりの子悪魔で
ロビン役のジュディ・デイヴィスは‘夫たち妻たち’でみせつけた
ヒステリー妻をここでも再現。素晴らしい女優です。
娼婦のオーラルセックスレッスンもあり、
そして、TV局の待合室ではKKKとネオナチとラヴィ(ユダヤ教司祭)が
仲良くベーグルを食べる・・・。さすが!

そして最後はやっぱりそうか・・。の展開。
冒頭に撮っていたフィルムをラストシーンに持ってくる。
うまいねえー。ウディさんよ。