*All Tomorrow's Parties U.K.2002 19.20.21th/April*

***All Tomorrow's Parties U.K.2002***
 今年から、わがATPはアメリカでも行われる事となった。ソニックユース主催で秋頃に行われるはずだったが、
例の事態で(テロリズム)3月に延期。なんとか無事終了したようだ。
そしてATPU.K.だ!今年も例のキャンバーサンズで、しかも二週(19.20.21&26.27.28)に渡って行われている。
今年のキュレイターは、シカゴの重鎮スティーブ・アルビニ氏率いるSHELLAC!
BREEDERSやCHEAP TRICK、GODSPEED YOU BLACK EMPEROR!などを従えた、
第一週目(19.20.21)に私達は参加したのだった・・・

19th/April/2002 (Fri)

わーい。やっぱり今年もやってきてしまったキャンバーサンズ!
今年のメンバーは去年に引き続き山下さん、のらくらコンビのヘクター、そして今回ATP初参戦で
God Speedのサイトをやってらっしゃるちえさん、私の四人。
夜の7時くらいにRYEに着き、チェックイン。すごい空いてる。なんでだろ・・・?
どうやら今年はSHELLACが4時頃から演奏していたらしい。なのでもう殆どの人がチェックイン済みだったのね。

今年の私たちのシャレーは
298番。今年も2階だ!ラッキー。
さあ今年も3日間、ここの住民になるぜー!嬉しくて嬉しくて私の顔はゆるみっぱなし。
カップオブティーを飲んで食べ物やエレクトリックカード(シャレーの電気用)を買出しに行く。
ふふふ。そういえば皆さんは覚えているだろうか・・・。
去年から私が欲しがっていた
キャンバーサンズライターの存在を?
お店に着くや否やライターを探す。あった!しかも色のバリエーションが増えてる!
‘やったよヘクター!覚えてる?買わな。’‘僕にも一つ買って。’
なんだか今年はパンフレットにしろお店の営業時間にしろ、色々とグレードアップしてる。
ATPサッカー大会なんかも企画されてて、ATPテレビのTIMETABLEには私の大好きな

SHINNING
も書かれてる・・最高!
今回のおみやげCDなんて3枚ももらえちゃったし・・・。すごいぞATP!
お腹を満たして早速ステージに出かけてみた。さて、今晩のステージは・・・

 
STAGE1                           STAGE2
Threnody Ensemble                      Shellac
Danielson Famile                       The Oxes
Blonde Redhead                       Dianogah
The Breeders                       Shipping News
                                  Low

 とはいえステージに出かけるともう9時前。おーっと
ブロンドレッドヘッド見なきゃー!
彼らはニューヨーク出身のイタリア人兄弟2人と日本人女性1人によるギターバンド。
今回のメンツで数少ない私でさえ知っていて気に入っていたので楽しみ。
なんとなくkill rock starsっぽくてセクシーで疾走感ありでビジュアルもいけているバンド。
ボーカル&つんのめるギターの女性カズさんの高音ヴォイスと男性コーラス
鬼気迫る冷たい音。うーん、とても良い感じ。結構混み混みだったので、後ろの方でしか見れなくて残念だった。とても良かったよ。
そしてステージ2に移動してシッピングニュースをちょいとかじる。ストリングスの入ったバンド。
そしてそして
THE BREEDERS!!!
PIXIESも大ファンだったヘクターはもうどきどきして待ちきれないようだ。
そしてここに来ているたくさんのインディーキッズも待ちきれずに会場を埋め尽くしてる。
‘あのね、ブリーダーズは姉妹でやってるんだけど1人はアル中、もう1人はジャンキーなんだよ’ヘクターより。
出てきた出てきた!キム&ケリー・ディール姉妹!かかか・・かっこいい!!!
黒髪が肩下まで伸びて、目つきが鋭くて・・・。変わってないよ。
キム姉貴
ヒット曲満載でラストスプラッシュしかもってない私でも大いに楽しめた。
なんだか今回のメンツでは珍しいキャッチーソング満載の伝説バンドは彼ら自身も大いに楽しんでた様だった。
ヘクターなんてBREEDERS Tシャツ買ってたしね。
時間がかぶってたのでLOWは見れなかったけど、第一日目は真夜中まで
BREEDERSが頭の中を駆け巡ってて、
嬉しくて眠れそうで眠れない私はベッドの中でにこにこしながらおみやげのATP CDを聴いていた。

20/April/2002 (Sat)

あーよい天気!日差しが強くて目覚めると10時過ぎ。
なんだか怖いくらいに良い天気。ここってイギリスだよねえ???
起きてきたちえさんとピザやら卵やらを食べて、ねぼすけヘクターをおいてビーチへ繰り出す。
わーーー!キャンバーサンズよ、
ただいまー!また帰ってきたよー!
心なしか海が遠い。超遠浅。でもひろーい!きれーい!さいこー!
浜辺で遊ぶ犬と子供達。そして貝を拾う私。靴を脱ぎ出すちえさん。平和な浜辺キャンバーサンズ。
一年の中でなぜか4月にたくさんの音楽好き若者が集合するキャンバーサンズ。
私は綺麗な貝殻と共に友達に書くポストカードをたくさん買ってしまった。
さてと今晩のステージはというと・・?

STAGE1                            STAGE2
Lonsome Organist                    Shellac
High Depandency Unit                 Versus
Nina Nastasia                     Shannon Wright
Plush                           Robbie Fulks
Rachel's                           Smog
Wire                Do Make Say Think/Godspeed You Black Emperor!


わあ!すごい列!(イギリスではキューという)2時頃にステージへ行ってみると
Shellac目当ての観客がステージの外で列を作っていた。しかもすごい列!
なにやらスティーブ・アルビニ氏率いるShellacは、皆が飲んだくれて訳がわからなくなるうちに見て欲しいという
願いをこめて、昼間の2時頃からステージを行っていた。しかも三日間ともなぜかお昼。
確かにいいアイデアだよね。昼間ならまだ疲れてないし、ほんとに彼らの音を聴きたい人は昼間でも見るだろうし。
なんとか待って待ってちょこっと見れた
Shellac!すごい!キャッチー&パワフル!
この人たちが主催者なんだー!頑張ってるなー!しかもいいじゃん!頑張れ頑張れ!
そしてTシャツショップをのぞく。
うーん・・・・。なにやら今年のTシャツは趣味が良くない・・・。ATP Tシャツも欲しいデザインが無い。
パンフレットはかっこいいのにどうした?ATP?フライヤーを拝借して出る。

その頃ステージ1ではLonsome Organistというおじちゃんがたった一人でディスコポップをやっていた。
おもしろい!1人でドラムセットに座ってサンプラーをあやつり、頑張ってる。
おもしろいけどちょっと飽きたのでのらくらコンビはセカンドステージへ移る。なんだか気だるげな女性と
かっこいいお兄さん(おじさん)がべースを弾いている。でもどうやらサウンドチェックのようだ。
これがVersusかとおもいきやVersusはキャンセルらしい。次のShannon Wrightのようだ。
あの女性がきっとシャノン・ライトさんに違いない。延々と続くサウンドチェック。
のらくらコンビはドリンクを買いに行く。ヘクターはレッドブル&ウォッカ、そして私は新ドリンク発見!
スラッシュパピー!
SLUSH PUPPY なんか例のカキ氷ジュースみたいなどろどろしたやつで赤、青、緑とある。
‘どれにしようかねえ?’‘青にしなよ、べろが真っ青になるぜ!’‘でも青は絶対まずいよ’というわけで赤に。
うーん。まずいねー。イチゴ味だけど甘いねー。ま、いっか。かわいいし。

ちょっと疲れたので一人でシャレーに帰るとちえさんがいた。
彼女のお目当ては今晩のRachel'sなので、サウンドエクィップメントの準備に余念がないようだ。
山下さんも来て、ヘクターも帰ってきた。やつはジョイントをまいている。いいぞいいぞ。
そして皆でステージへ。セカンドステージではなにやらアメリカの田舎から出てきたような兄ちゃんが
カントリーやらロックやらレゲエやらフォークやらを弾き語っている。でもうまい!おもしろい!彼はRobbie Fulksさんらしい。
やっぱりATPっておもしろい。色んなバンドが見れるもの。続いて山下さんと
Plushを見る。
かわいらしーい名前なのに全くインディーポップではなく、ボブ・ディラン似の神経質そうな兄さんが
ギターを鳴らして気だるげに歌う。黒人の兄さんがベース。なかなか良い。
レーベルはDOMINO。らしい。かっこよかったよ。ボブ・ディラン。
それから山下さんとvenueの隣りにあるSANDS RESTAURANTでFISH&CHIPSとCHICKEN KORMA(チキンカレー)を食べる。
おいしい。FISHも肉厚でカリっとあがってるし、カレーもご飯は笑っちゃうほどパラパラだけどおいしい。
さくっと出てきたシェフのおじちゃんはどう見てもらりってたけど良い感じのレストラン!
今回のここのスタッフ達は皆とても感じがいい。セキュリティーのおじちゃんもバーのお姉さんも。すごく気持ちがいいな。
あーなんか食べすぎー。きっとヘクターにもらった煙のせいね。あーでぶ道まっしぐらー。
でもって
Rachel's。ピアノ、チェロ、ヴァイオリン、ギター、たくさんの楽器。
でもとっても美しい。優雅。根強いファンがたくさんいるようでステージの周りは混み混み。
あ!あのかっこいいベースの彼だ!わーいわーい。ミーハー。

 さて。今回の私。実は
Godspeed You Black Emperor!を絶対見ようと思ってたのだ。
ATPも3回目の私なのに、彼らのライブはなぜか一度も見たことが無かったのだ。(ATPは結構常連な彼ら)
単に私がポップ寄りだったのか、ステージが混み過ぎで入れなかったのか。
でも、今回は山下さんやちえさんのたってのお勧めで、私も彼らの世界に入りたくなったのだ。
つい何日か前にカムデンマーケットでGodspeedのえせTシャツを買ったしね。(5ポンド)
山下さん、ちえさんはメンバーとも友達で、ここに来る前にベルギーでのライブを見に行ってたし、
そのおかげで私もドラムスのブルースさんとちょっぴり仲良くなれた。嬉しかった。
そんなこんなで最前列左よりフェンス前に陣取ると、HOPE(!)を吸いながらわくわくして待っていた。
Do Make Say ThinkというのはGodspeedと同じレーベルのツアーメイトで、Godspeedよりは明るめの
しかしポストロックといわれるバンド。セットが短かったし、少し音も良くなかったかな。
なんせお客さん皆Godspeed目当て見え見えで、彼らもちょいとやりにくかったのかもね。
私は彼ら初体験だったのでびっくりしたけど、ドラムス2人、ギター3人、チェロにヴァイオリン、
しかもP.Oも彼ら専属。スクリーンも多用。ステージに皆収まるのか?みたいな。去年はステージ1に13人居たけどさ。(ラムチョップ)
静かなイントロで始まってスクリーンには
HOPEの文字。そしてドーン!
ドラムスのよく見える位置に居たのでとても面白かった。1人はパーカッションだね。
トントコトントコトントコ叩いてる。曲によっては鉄琴みたいのも叩いてるし、
その鉄琴を弓でこすって音を出したりもしてる。おもしろい。音が迫力!轟音。でも美しい。
モグワイとはまた違う美しさと暴力的な希望が見える。映像もいいかんじにはまる。
音がすごくいい。圧倒される。すごーい!感激。
疲れてちょっと座って頭抱えてもいいかんじにはまれる。ちょっと寝る。(笑)
ドーーーーーーー!音の洪水。 素晴らしかった。

終わったあと、ちえさんとも合流。喜びを分かち合う。そしてドラムスの彼に私の吸ってたタバコをあげる。
HOPE!いいジョークになったことを願う。すごい良かったよう!
終わったのは1時近かったと思う。WIRE見れなかったことを悔やむ山下さん。
でも私達はなんだか凄いものを目撃したよ!
今年のATPのハイライト・・・だった気がする。

21/April/2002 (Sun)

カモメが鳴いてる。朝陽が眩しい。
今日もやけに天気が良い!嬉しいような怖いような・・・。
起きてピザ(またか!)とナゲット食べて、ビーチに繰り出す日本人3人。今日もヘクターは寝坊。
ビーチのお店でまた
FISH&CHIPSを買って、しばし海を満喫、シャレーに帰ってATP TVで見たかった番組を見る。
今日はお昼から‘Ziggy Stardust And Spiders Of Mars'続いて‘Punk Rock Movie'をやってるのよね。
しかーし、Ziggyはやらずに
‘Punk Rock Movie'に突入。おもしろーい!
クラッシュ、ピストルズ、スージー&ザ・バンシーズ、スリッツなどたっぷり出てきた。パンクネバーダイだねこりゃ。
それから昨日から気になってた星ステッキ(ブラックライトに反応、めちゃ光る&ピカピカ電球もつく!)
を買いにセカンドステージの隣りのお店へ。なんと3ポンド(500円くらい)!友達のお土産に二つゲット!
ステージ横のパブの前ではインディーレコードのストールができてる。のぞく。コメットゲインがある。
‘私、これ持ってるよ!’‘そうかい!じゃあ君が好きそうなレコードはー・・かといって売ろうとしてるわけじゃあないよ。’
‘はははは!インディーだね’おおっといけない、ステージを忘れてる!
今晩はどんなかんじかな?

STAGE1                            STAGE2
Three Second Kiss                      Shellac
PW Long                           Mark Robinson
Zeni Geva                          Brick Layer Cake
Silkworm                              Flour
Mission Of Burma                       Arcwelder
Cheap Trick                          Dead Moon
                                 The Upper Crust
                                  The Fall


さてさて、今晩は
Zeni Gevaを皆で応援して大和魂を見せよう!というのが私たちの使命だったので
それまではのほほんとしていた。のほほんとしすぎてぎりぎり間に合う。
なにせ山下さんの友達らしくて、日本人だけのバンドってことでわくわく期待して行ったらなにやら人だかり!
すごいじゃーん!人気じゃーん!音が始まってびっくり。デスメタルコアじゃん!
ボーカル&ギターの入道さんみたいな彼と、ギターのいっちゃってる彼とドラムス。
しかもボーカルはデス。音はディストーション&キリキリ鬼気迫る。いいねいいね!
最近の私はちょっとハードコアだったので嬉しい!この音が嬉しい!私の前に居る長髪の男の子も頭振ってる!
今回のメンツの中では非常に珍しい音のような気がした。でも素晴らしかった!
私は声を張り上げて応援した!見ろよ大和魂! なんちゃって。

ヘクターちゃんはちょっと苦手な音だったらしく壁際に座っていた。
のらくらコンビはFostersと
スラッシュパピーの緑色を手にセカンドステージへ
ステージ上にはなにやらサングラスと帽子を目深にかぶったインディーキッズみたいなお兄ちゃんが1人。
だるだるとギター(ベースかも)とサンプラーをあやつっていた。つまらない。Flourさんらしかった。
Silkwormはなんだかドラムスがマッチョでいやだった。Arcwelderはポップなかんじ。あまり思い出せない。
続いてのMission Of Burmaはとても良かった。どうやら彼らも長年ファンに愛されている様で
たくさんの熱狂的ファンが人だかりを作ってた。ギタ&ヴォーカルのロジャーさんもカリスマティックな黒髪なおじちゃん。
パワフルかつ疾走間あふれるパンクポップみたいなかんじで終始飽きさせない上手なバンドだった。

今回のATPでの悩みどころ。それは
Cheap Trickを見るかThe Fallを見るか。
まあ、生粋のインディーファンならもちろんThe Fallだろうけれど、私はCheap Trickを選んだ。ふふふ。
ヘクターにはバカにされたけどThe Fallは前に見たことあったし、まいっか。
というわけで、山下さんと彼の青春をまたもや一番前、しかも真ん中で見てしまった。
すごいよーでも、うまいうまい!確かにおじちゃんだし、エイティーズロックだしいけてないけど
すごくうまくておもしろいしエンターティナーだもん!しかもベースのおじちゃんとてもかっこよかったよ!
彼らのステージの前にスティーブ・アルビニ氏がじきじきに出てきて喋り始めたんだよ!
‘あー僕が最初にチープトリックを見たのは・・・・(省略)彼らにここでやってもらえることをとても誇りに思う。
皆さん、素晴らしいバンドです。チープ・トリックです!’なんか感激したもん。
キム・ディールも終始ステージの裏っかわでおおはしゃぎしてたし。それを見て私は嬉しかった。
さてさて皆さん、チープトリックのギタリストのリック氏は曲ごとにギターを代えるのを知ってますか?
色々あるんですよ!5本ネックのあるギターとか、人の形したやつとか、色も形も様々で!
しかも!ピックをまきまくる!どさっとね。どさっと。というわけで私も一つゲット!
そしてKISSのレコードも投げる!(笑)エンターティナーだねー!ボーカルの彼も上手いねー!
結局一曲も知らなかったけど最後までとても楽しかったよう!ありがとうチープトリック!

ステージ1を後に2を見ると人だかり&すごい列!
The Fallを見るためにいまだに列ができている!しかもすごい!
こりゃ無理ね。さっさとあきらめた私は一足お先にシャレーに帰る。と、わーい!シャイニングやってるじゃん!
疲れた体を椅子にもたれて見るジャックはさらに狂って見えたよ。

と、山下さんもヘクターも帰ってきた。どうだった?フォール?
‘すごかったよ、見逃したののはばかだねー。’‘いいのいいの、チープトリックピックゲットしたしー’
テレビではジャックに追われるダニーと母さん。物語りも佳境だ。
お風呂場で自分の顔を見る。真っ白。クマ。よれよれ。でも良い顔!
今年のATPも終わってしまった。このフェス、このシャレーに来るとほんとに時のたつのが早い。
私は今回でまた実感してしまった。
私はここが大好きだ。
メンツを知ってるかなんて関係ない。ここでは信じられるようなバンドしかやってないもの。
それにキャンバーサンズ、ここはいつも私たちを暖かく迎えてくれるもの。

‘ねえ、フォールの時、僕の隣りに居たの誰だと思う?’ヘクター談。‘うん?Zeni Geva?'
‘キム・ディール!しかも彼女、僕にライター貸してって・・・。もう、どうぞどうぞ!みたいな。笑’‘へー!良かったねえ!!’
今年も素敵な思い出がいっぱいできた私。全ての人に感謝しながら、もうすでに来年に期待している自分が居た。

See You Next Year, Camber Sands!
With Lots Of Love&Respect.

*おまけ* ATPとはなんぞや?!
私がなぜこんなにもATPを愛するか、果たしてこのフェスとはなんなのか?
今年のプログラムに全て書かれておりました。
今から訳してみたいと思います。
これはオーガナイザーのBarry Horgan氏による挨拶です。
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ハロー、ATPフレンズ。ATP2002 U.K.にようこそ。
このユニークなフェスティバル、すなわちここでは
キャンプをする必要も、犬を連れた怒りっぽい人間と出会うことも全く無い。
The Hives,Andrew WK,The Faint,The Cooper Tenple Clauseそして
The Streetsなどの負け犬達はここではプレイしない。
バックステージでもOasisや彼らの阿呆な友人達がのしていたり
女の子達とイチャイチャしていることなどもない。
ここではどんなビールを売っているかなんて宣伝はしない。
ここではVIPエリアなんてものはない。
そう、ここではバンドはロックスターのようには振舞えないのだ!

その代わりに、君は他のどんなフェスティバルでも味わえない
素敵な時間を過ごす事になるだろう・・・。
素晴らしい音楽を聴き、 Kim,Kelley.Deal姉妹とぶらつき、
Rachel'sとヴェジタリアンバーガーを食べ、
Mark E Smith(The Fall)とぶっ倒れるまで飲み明かすことだってできる。
さらに君は君のプライバシーを守れるお部屋を与えられ、
5分歩けば素晴らしい浜辺が全てを綺麗に洗い流してくれる・・・。

僕らはほとんどの他のフェスティバルに行ったことがあるが、
思い出すのはまじで絶望だけだ。
稼ぎの多くをチケット代に費やして見れるのは
巨大なステージに立つマッチ棒のような人間。
その間、風が音を隣町へと運んでいく。
そして忘れてはいけない、女の子たちの危機。
レイプやら、薬漬けのSo Solid Crewたちがテントを襲う。
そう、だから僕らはATPを始めたんだ。
ここにはもうそんなことを心配する必要なんて全く無い!

*******中略*******

僕らはこの試みを続けていきたいと思う。
この企画は年々良くなっていくと確信しているんだ。
来年のチケット代は10ポンド程高くなるけれど解って欲しい。
PONTIN'S(会場)はそれほど安くは無いからね。
そして僕らは来年のキュレイターにオウテカを迎える事ができて光栄に思う。
来年は3月28.29.30と4月4.5.6に予定しているが、
詳しくはATP WEBを見て欲しい。チケット発売は4月29日。

最後に、Shellacと、共に汗水流して働いてくれた皆に感謝したい。
Enjoy your weekend!

Barry Horgan (ATP founder and organizer)

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どうです?行きたくなったでしょ?(笑)