*Belle&Sebastian In Glasgow Barrowlands June/2001*
B&Sを見るために、スペインから海を越えてやってきた彼、Glasgowでの素敵な一日をリポートしてくれました...
コメットゲインのニューシングルを購入すると、他に何もする事が無くなって僕達は会場のBarrowlandsに早くも着いてしまった。
近くのパブに入ってみると、僕らみたいな人たちがたくさん居た。そこは一般的な音楽の流れるパブだったけど、
Everything But The Girlに続いてBelle&Sebastianの‘She's Losing It'が流れると、皆、笑顔になった。粋な計らいだ!
パブを出てBarrowlandsに入った。そこはワーキングクラスの地域にある古いけれどとてもよい感じの場だ。
きらめくネオンの外側に、木の床、天井には色とりどりの星がいっぱい。きっと20世紀からあるようなダンスホール
だったんじゃないかな? 映画、シャイニングに出てくるような・・・でもそれよりずっとひどいけど。
さて、ちょこっとグッズ売り場をのぞくと、やっぱりいつものように、カトリーナが机の前に座って、忙しそうにしていた。
僕らは人の居ないうちに前のほうの場所を取ると、前座バンドを待った。
そして最初のびっくり!前座バンドはインディーポップバンドやなんかじゃあなかった。彼らは60-70才ほどのジャズクインティッドで、
チューバ、トロンボーン、バンジョー、クラリネットにトランペット。何だかWoody
Allenの映画から出てきたような素敵な音楽で、
会場の雰囲気にぴったり合っていたんだ。バンドは、ジャングルブックから‘I
Wanna Be Like You'で演奏を終えた。
皆、とても喜んでた。
さて、それからしばらくするとバグパイパーがステージに現れた。そして、我等のヒーローB&Sのメンバー達も現れた。
顔中に笑みをたたえ、女の子達はタータンチェックのタイ、男の子達はタータンチェックのズボンをはいて!会場は凄いどよめきだ!
皆が場所に付くと、何人かの知らない顔も見えた。新メンバーのようだ。ジョナサンデービッドのカバーの男の子はベースを弾き、
同じくミックの隣りの女の子はフルート奏者だった。さらに奥には何人かのストリングス隊や、サポートバンドのおじちゃんたちも
たまに加わる事もあった。ステージ上に、12.3人居る事もまれじゃなかった。彼らは、バグパイパーと競演の
‘Sleep The Clock Around'で始まり、続いて‘My Wandering Days Are Over’(だったかな?)、
‘My Girl's Got Miracurous Technique’(新しい曲!)、‘If You're Feeling
Sinister'(僕のお気に入りの瞬間だった!)、
‘There's Too Much Love' 'There's Too Much Love'そして最新シングルの‘Jonathan
David'へ。
音響は最高だった。(ボーカルとストリングスのハーモニーも)皆、リラックスしていて楽しそうだったし、ジョークや笑いもあった。
スティービーが観客にリクエストを聞くと、誰かがこう言った。‘Do You Think
I'm Sexy?'(ロッド・スチュワートの)。
しばらくの沈黙の後、彼らはとてもおかしい感じでそれを演奏したし、さらにスティービーはタータンチェックのズボンを買った時に
見つけたおみやげを袋から取り出した。 MOOというハイランドクー(でっかい牛みたいの)
やらBAAという羊のぬいぐるみ、そしてSCOTLAND ROCKS!というチョコバーも!そしてそれを皆に放り投げたり。
まるで友達と遊んでるかのようだった。
(まあ、すでに僕らもB&S街の一員になっていたけどね・・・)
少しの休憩の後、‘Don't Leave The Light On Baby'‘The Model' ‘The Magic
Of A Kind Word'(これも新曲!)、
そして‘The Boy With The Arabstrap'で皆踊り出した。続く‘We Rule The School'は魔法の瞬間だった。
スチュワートのピアノ演奏。'The Simple Things'の後、彼は皆を静めると、イゾベルの番だ。
‘Family Tree'、そして‘Wrong Girl'に‘Legal Man'だ!3人のバイオリニスト、サラとイゾベルは全ての打楽器を持ち出し、
会場はダンスフロアに早変わり! 皆踊る、踊る!そして最後のアンコールでは、‘Time
Of The Season'をやった。
それは、ZOMBIES見たく聞こえたが、ステージにはB&Sが居たんだ。(最後の、最後の魔法の瞬間!)
そして彼らは去ってゆき、明かりがついてしまった・・・
その日の締めくくりは、アートスクールでのB&Sライブ後クラブだった。
ノーザンソウルを聴きながら飲むビールはとっても強くて、僕は隣りのヘクターのコップに彼の見てないうちに自分のを注いだ。
きっと明日、彼はひどい二日酔いになるだろうなあ。へへへ。
***REPORTED BY MY FRIEND LUIS***
***PICS BY MY FRIEND HECTOR***
***LONDON ROYAL ALBERT HALLでの彼らは、やっぱりGlasgowの時よりはちょっと緊張していたようです。
でもスチュワートは、観客の女の子に歌わせる!しかも‘The State I Am In'!というパフォーマンスを行い
B&Sらしさを失わない素晴らしいギグだったそうです。(写真はアルバートホールのもの)***
