The Model
白状するよ
だって君が思い出させたんだよ、あの時の事
君があの写真を僕に突きつけ、僕は裏返したね
それはまるで大傑作の喜劇みたくて
でも君はちっとも笑いやしなかった
‘その時少年は何を考えてたんだろうか?’
写真は古めかしいコラージュか何かで
モデルは悲劇的な雰囲気を持ってたっけ
彼は喧嘩するのをあきらめた
なぜなら彼らの隣りには誰かの幽霊がいたからね

白状するよ
だって僕はあの落書きを気にも留めてなかったから
それは土曜の午後で、裏通りを歩いてた時
友達が皆、僕を見て笑うんだ
君が‘ぺてん師’って僕に落書きをしたから
確かにそのとおりなんだけど
‘君の眼だけで物事をみてるとしたら、君はバカだよ’
だってリサは目隠しをしてたくさんのことを学んだんだよ
彼女は素敵な服を着てた別の盲目キッズと出会って
今までで最高のセックスを経験したんだから

君にドレスを送るよ
あたりまえのことだよね
君のパーティーに行けなくてほんとに残念だった
結局はこんなことになったけど
どれだけ行きたかったか君に解るかい?
‘地元では有名な君の友達らに会いにかい?’
こんなこと大きな声で言えやしないけど
君はマッシュルームカット少年達全ての憧れなんだから
でも僕はいいのさ お隣りさんの露出狂のあの子で充分さ

僕に同情なんてしてないだろう?
こんな風に君に言うのは変だけれど
聖歌隊の列の間で皆、君の事を喋ってた
でも僕の重いまぶたは素直にひるがえる
‘ここのところ、ちゃんと眠れてないんだね’
君が本の中の主人公だって事は知ってるけど
僕は本を読んで、君ははったりをかます
でもこのチャンスを逃して僕は投げやり
次に君に会えるのは何ヵ月後になるのかな・・・