Fold Your Hands Child,
You Walk Like A Peasant


グラスゴーの進んだ連中がどんな話をしているか、君は知りたいかい?

グラスゴーの進んだ連中は、夜更かしをしながら
聖書のことや何かについて語り合っているんだ。
それは彼らなりの‘春の夜明’に対する挨拶みたいなもの。
でも、もう4時間もすれば彼らの生活が、
商業と必需にどれだけ左右されているかを
目の当たりにすることになるんだ。

ヒルヘッドの進んだ連中は、
夜更かししながらジーザスについて語り合っている。
同じく、ジーザスが彼らについてどう思っていたか、もね。
聖書からその文章を見つけ出すのは容易じゃあないけれどね。

でもジーザスは確かに彼らの事も考えていたんだよ。
だって、彼は全ての事を考えていたからね。
もしも彼の言った事や思った事が全て書かれていたら、
どんなにたくさんのページがあっても、
とうてい足りやしなかったろう・・・

そして連中は、訛り口調で語り合う。
でも夜明けは確実に忍び寄り、
眠る時間が近づいているのを思い出させる。
願わくば、彼らが目を閉じたその時の想いが
朝の9時まで続いていますように・・・
まぜなら彼らの熱い想いが試されるのはその時だから。
目が覚めて、日常生活や商業社会と
立ち向かわなければならないのはその時だから・・・

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進んでいる連中は、夜更かしをしながら
彼らに関する事をあれこれと語り合う。
でも目覚めると、人ごみの合間に自らの道を作るんだ。
買い物をする人、署名をする人、
通院をする人、草を刈る人、
様々な人々の合間を縫って歩いてゆくんだ。

僕は今、たくさんの愛をこめて
彼らが白けながらもあくせく働く姿を思い浮かべる。
そして僕の前には1つの額絵。
それは彼らの住む街の絵で、
僕のお気に入りの絵の1つなんだ。
この絵の中で変わりえるのは季節だけ。
今は木々に葉はついていないけど、
そこの砂岩の色だけで充分だ。
その街は一見灰色で静かに見えるけど、僕には知ってる。
そこではいくつもの土曜の食事が用意されて、
いくつもの週末の予定が練られ、
べろべろに酔っ払う準備もできているってことを。
そして、‘月曜からの仕事’がやさしく心をつかみ、
理性を取り戻させてくれるってこともね・・・


ヒット作、Boy With The Arabstrap
の喧騒を乗り越えて出したLP
Fold..についてるお話は一番大好き。
大事なことがいっぱい書いてあるから。
特にこのライン、一生覚えていたい。

願わくば、彼らが目を閉じたその時の想いが
朝の9時まで続いていますように・・・
まぜなら彼らの熱い想いが試されるのは
その時だから。
目が覚めて、日常生活や商業社会と
立ち向かわなければならないのは
その時だから・・・

信じるものをなくしてはいけない。