*The Velvet Underground+NICO*
*ヴェルヴェット・アンダーグラウンド+ニコ*(あえてそう言ってしまおう。)
出ました!永遠不滅の魅惑中の魅惑!
1960年代後半のニューヨークにて結成、メンバーはルー・リード
ジョン・ケイル、スターリング・モリソン、女性ドラマー、モーリン・タッカー。
ご存知ファクトリーのアンディ・ウォーホル、ドイツ人モデルのNICOとつるみ
実験的かつ、斬新なアートバンド活動で革命を起こす。
この人たちの音はいつになっても新鮮で、私は感動してしまう。
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THE VELVET UNDERGROUND+NICO
-1967-
1)Sunday Morning
2)I'm Waiting For My Man
3)Femme Fatale
4)Venus in Furs
5)Run Run Run
6)All Tomorrow's Parties
7)Heroin
8)There She Goes Again
9)I'll Be Your Mirror
10)The Black Angel's Death Song
11)European Son
皆さーん、これですよ、これ!
ご存知、アンディ・ウォーホルデザインによるこの
インパクト大のバナナジャケLPがあれば何もいらない!
(ちょっと嘘)裏側のデザインもかっこいんだよねえー!
たまにね、こそっと聴くととてもいいの。
さてさて、プレイボタンを・・・・
1)SUNDAY MORNING
はああ・・・。きたきた。この鉄琴の音よ!
一体私は何回聴いたことだろうか。
この曲を始めて聴いたのは高校の時。
クリスマスパーティーで先輩がやってたの。
このルー・リードの声はとても優しい。ギタリフも
ジョンケイルのストリングスも、ニコのコーラスも
全て夢見がちでさ、パーティの終わった日曜日の朝を
ばっちり表してるよね。 名曲。
2)I'M WAITING FOR MY MAN
♪ジャンジャンジャンジャン♪いいね、このピアノリフ。
今にも踊りだしちゃうよーわたしゃ!
べースもうねるうねる!ヤクの売人を待つ
26ドルを手に握り締めてる男のお話。
3)FEMME FATALE
出ました!ニコさん。宿命の女でござる。
言うことなし。強いて言えば声低すぎで歌いづらい。
4)VENUS IN FURS
ぬおおおおーー! これぞヴェルヴェット!!!
なに?なに?この怪しげなメロディと音は?えっ?
しかも題名は毛皮のヴィーナスだよ?!文句なし。
これ、コピったことあるけど、難しかった。ひどかった。。
5)RUN RUN RUN
ギターがジャカジャカしてて、うねってて踊りだしちゃう。
6)ALL TOMORROW'S PARTIES
このイントロ、すごいよまじ。あの太鼓。なに?!
そしてピアノ、ニコのドスの利いた声よ!?一体なに?!
これもまさしくヴェルヴェッツだわよ。
アンディ・ウォーホルの大好きだった曲らしい。
今ではこの名前を冠したフェスもあるよ。
私、結構行ってた。
7)HEROIN
ヘロインでーす。DとGだけのコードなのに
なんでこんなにドラマティックでマジカルで魅惑?!
ポイントはジョンケイルのストリングスだね。
あと、モーの太鼓。すげーよ、狂ってるよ。
心臓みたいにドックンドックンしてるよ。
はあ、これもよくコピる。
8)THERE SHE GOES AGAIN
ジャカジャカギターとルーと男のコーラスがセクシイ。
それだけ。
9)I'LL BE YOUR MIRROR
ここでまたニコさん登場!今度は優しく愛を歌うよ。
♪私はあなたの鏡になるわ!日の光にも月光にもなるわ!
あなたが怖くないように手にも目にもなるんだから!♪
これも簡単、DGAなので、これで愛を告白しよう。
あ、このセンスがわかる人にね。
10)BLACK ANGEL'S DEATH SONG
黒い天使の死の歌。 なんだそりゃ。
でもねえー、かっけーんだよねーこれが。
またもやジョンケイルのストリングスがキイキイいってさ。
ルーの声も艶っぽく、なんだか途中でガスボンベから
空気が抜けるような音がしてさ。こりゃあ黒い天使も死ぬよ。
黒い天使になってコピってみたい。
11)EUROPEAN SON
♪ジャーンジャンッ ジャー ジャーンジャンッ ジャー♪
ギタリフが全て。いろいろ試してギターの可能性を探り、
そして終わりの無いカオスへ。
ガラスも割れるしベースはうねる。もはや歌なのかなんだか
わかんない。ドラムのドコドコがかっこいい。
ハウリングマニア、ちょっとラリってみたい人、ごゆっくり。
WHITE LIGHT WHITE HEAT
-1968-
1)White Light/White Heat
2)The Gift
3)Lady Godiva's Operation
4)Here She Comes Again
5)I Heard Her Calling My Name
6)Sister Ray
THE VELVET UNDERGROUND
-1969-
1)Candy Says
2)What Goes On
3)Some Kinda Love
4)Pale Blue Eyes
5)Jesus
6)Beginning To See The Light
7)I'm Set Free
8)That's The Story Of My Life
9)The Murder Mystery
10)After Hours
ホワイトライト・ホワイトヒート!このレコードも大好きだよー。
すっごい熱いものを感じるもん。 雰囲気あるしねえー。
1)WHITE LIGHT WHITE HEAT
あの間違えたような出だしがたまらん。ピアノとパーカッションも
相変わらず狂ってるねえ! こりゃあ踊っちゃうよ。
2)THE GIFT
おおー!私、これ大好きなんだよねー。ジョン・ケイルさんの語り。
しかもケルト訛りで、ぼそぼそ言うの。まるでベルセバ!
内容はね、これまたすごいのよ。
*僕はマーシャが居なくなってもぬけの殻・・。彼女は遠くに住んでてさ、
思い出を思い返すたびに会いたくなる。彼女は手紙でも書いて
といったけどそんなのいやだね。ある日、僕は思いついた。
自分自身を大きい箱に入れて彼女の元に送ろう!
びっくりして喜ぶだろうなあ!それから僕らはキスして映画でも見るだろう。
そして僕は決行した。 そしてマーシャの元へ。
一方マーシャは、この大きい箱を開けるのにとても苦労していた。
’なによ!この箱?こんなにしっかりとテープでとめられちゃ開かない!’
こうなったら!彼女は台所からハサミを持ってきた。 開かない!
僕は箱の中でわくわくして待っていた。もうすぐ!もうすぐ会える!
マーシャは思い出した。地下の倉庫に大きなナイフがあったわ!
彼女はそれをもってきて試行錯誤で取り組む、開かない!
ようし!こうなったら! マーシャは箱の横にかがんで、えいやっと
ナイフを差し込んだ。グサリ。
それは、箱を貫き、テープを貫き、クッションを貫き、
そして僕の心臓を貫いた。
赤い鮮血が流れ出す。 それは朝日の美しい一日の始まりだった・・・
文句なし。
2)LADY GODIVA'S OPERATION
ゴディヴァ婦人の手術・・・・。
名前だけでOK。 これもジョン・ケイルが歌ってるねえ。
優しいねえ、彼のボーカルは。ルーの合いの手もいい。
3)HERE SHE COMES AGAIN
なんかきいたことあるヴェルヴェット特有のリフに
ルーさんのセクシイ声。
4)I HERAD HER CALLING MY NAME
むおーう!いきなり狂うギターとドコドコドラム!
アツイ!アツイ!変なコーラスもいいねえ。
5)SISTER RAY
ああ、これも踊っちゃうねえー。こういうギター大好き。
ずっとずっと同じリズムで同じコードで狂いたいだけ狂いましょう。
こういうとこ、ステレオラブとか影響受けてるんでしょうね。
ノイジーな古っぽいオルガンみたいな音がすごい最高。
15分以上やってるからみんな疲れてきてるっぽいのがまたいい。
これねえ、あんまり通して聴いたことないんだけど
キャンディとジーザスとアフターアワーズは
大好きだよ。あ!マーダーミステリーも!
なんか、上二枚の馬鹿騒ぎに疲れたのか
大人になったのか、静かめな曲が多い。
もすこし大人になったら心にすごく響きそうな1枚。
あー、でも結構今でも響きそう。
よし、ちゃんと聴いてみよう。