暴力団、総会屋、社会運動等標ぼうゴロなど、企業を取り巻く反社会的勢力は、機関紙(誌)の購読、下請参入、賛助金、寄付金等の名目で不当な要求等を行うほか、事故やトラブル等に因縁をつけて企業から資金を獲得を図っています。こうした暴力団等からの不当な要求から企業を守るために、日頃からその対応を準備しておくことが大切です。
*総会屋→  単位株を保有し、株主総会で出席し質問、議決等を行うなど株主として活動する一方、コンサルタント料、新聞・雑誌等の購読料、賛助金等の名目で株主権の行使に関して企業から利益の供与を受け、または受ける恐れのあるものをいいます。
*社会運動等標ぼうゴロ等→  政治活動標ぼうゴロ(えせ右翼)は、街宣活動等による組織の威力を行使して、また、社会運動標ぼうゴロ(えせ同和行為者)は、人権問題や環境問題に名を借りて、会社ゴロ等は、企業の経営内容や役員等のスキャンダル等につけ込み、企業等に対して違法、不当な要求を行っています。
 その中には、暴力団がその組織を隠ぺいするために設立したものも多く、その活動は、市民生活や企業活動等に大きな脅威を与えています。
   

*「不当な要求には絶対応じない」という基本方針と姿勢を示し、毅然とした社風を構築して行きましょう。
*担当者が気楽に報告出来る雰囲気を作りましょう。

*あらかじめ、不当要求防止責任者を選任し、講習会を受講させて対応のノウハウを学び、社内の対応マニュアルを決めて組織的に対応しましょう。
*対応するための応接室を決めておき、録音機等の準備をしておきましょう。
*暴追ポスターや不当要求防止責任者選任済之証等を目立ちやすいところに掲出しておきましょう。

*警察や暴追センターとの連携を持ち、事案の発生に備えて担当窓口を設けて起きましょう。