下肢静脈瘤って、どんな病気?
どのように診療されるのでしょうか

 初診時に検査まで一日ですべての診察ができます。問診では症状をよく聞くとともに、以前に手術の既往がないかどうか特に骨盤、足の骨折、外傷などがある場合には、深部静脈血栓症の後遺症の可能性があります。つぎに視触診にて足の状態、静脈瘤の状態、浮腫、皮膚の状態(とくに色素沈着、潰瘍)などについて診察します。静脈弁の機能とくに交通枝の弁不全の診断が大切ですが、以前は静脈造影しかその方法がなかったのですが、最近では患者さんにいろいろ負担のかかる造影検査はほとんど行われなくなり、初診時に視触診と同時に侵襲の全くない超音波のカラードプラー検査を行うことで正確に診断できるようになりました。

診察の流れ
  • 問診
  • 視触診
    • 浮腫
    • 皮膚の状態(色素沈着、潰瘍)
    • 静脈瘤の状態(場所、形態)
  • 静脈弁機能検査
    • 超音波または静脈造影
<<最初に戻る <戻る 次へ>