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2010年までのもの

09年8月17日
 いつかいつかと考えていたホームページを、やっと立ち上げる事が出来ました。 なかなかうまくいきませんが、少しづつ更新していきたいと考えています。
今年の珍客さん (8月17日)
 時々珍しいお客さんが、家にやってきます。昔、五目チャボがやってきた事が有りました。また、ミツバチの大群がやってきて、真丸の蜂の
 今年は6月の初め、稚児ハヤブサが裏の杉の木のカラスの巣にやってきました。長野が渡りの南限で、北信では5つがいほどが来たそうです。残念ながら孵った子が烏にやられてしまったようで、7月初めの頃の夕方、本堂の周りをつがいで飛び回り2,3度大きく鳴いて北の方へ飛び立っていってしまいました。その後、ハヤブサの雄がいつもいた杉の枝には何もいない、ちょっと寂しい日々を過ごしました。
 自分の思い(こうなるであろう)は、そうは行かない事が多いものです。それを何とさせようとする所に、魔が潜んでいます。でも、分かっていながら、そうやって魔に飛び込んでいくのです。

夏草や飛んで苦にいる欲の虫(東本願寺法語ポスター改)

報恩講 (10月21日)
 今年も報恩講の季節がやってきました。いろいろ準備をしていま。遠くのお檀家にお使いの手紙を書きそれを発送し、また、近在のお檀家の方々にも、役員さんを通じてお使いの通知を配っていただくよう用意をしています。
 毎年の事では有りますが、時間の経つのが速い事をつくずく感じます。
今年も法話は、黒萩さんにお願いしました。遠くから来ていただきますが、とても心に響くお話をしていただけます。今年も楽しみです。
 彼は大学の後輩で飲み歩いた仲間です。父が亡くなり住職就任の研修の折り、講師として来ていました。何十年かぶりの再会で、話を聞くと彼は雲の上、なんとも恥ずかしくなりました。この時、総代さんと相談し、遠くでは有りますが、報恩講にお話に来ていただく事にしました。
 時間が有りましたら、お話をお聞きに来てください。11月23日10時からです。
報恩講 2 (11月19日)
 秋の取り入れも終り、報恩講がやってきました。23日の10時からお勤めが始まります。
 最近まで暖かいのでこのまま行ってくれると良いと思っていたのですが、寒くなってしまいました。季節は、毎年同じように繰り返します。
 昔は、27日28日と2日で務めていました。本山と同じ日はいけないのですが、どういうわけかずーと昔からこの日であったようです。
この時期は必ず初雪が降りました。ある年かなり冷えるので、それを亡くなった父に言うと「まだ良い、昔、前の日から雪が降り、まだ取り入れの済んでいない林檎が、寒さでぽたぽたと落ち大きな被害を受けた。」と聞きました。それに比べれば、暖かくなったものだと思います。温暖化は、もうそこに来ているのだと実感させられます。
 報恩講の用意は、15日に山新田地区の道下の皆さんに来ていただいて、本堂の掃除とお磨きと飾り付けをしていただき、あとは前日に近所の人に手伝っていただいて、妻が、取り回しの蓮根の料理とおからを用意するだけになりました。昔は手伝っていただく近所の人は、たくさんおられたのですが、亡くなったり、お年を取られたりで少なくなってしまいました。お斎は、昔はお膳でしたが、今はお弁当でお願いしています。

 それでも、今年も報恩講を迎えられる事を感謝しております。

    如月 (2月4日 立春)
 書かなければ、書かなければと思いながら正月も過ぎ。早、立春。暦の上では春とはいえ、まだ寒い毎日です。今日も朝方は、雪が舞っていました。今回は、今までの事を少し書きます。

 報恩講も無事に終り、ほっとしていると突然の大雪。
雪の来るのは分かっていたのですが、例年より雪が遅いので今年はまだよいだろうと、何も準備していなかった所の大雪、びっくりするやら、慌てるやら困った者です。
 雪はいつものように、少し降っては溜まり、少し降っては溜まるというようになると思っている。気持ちも、冬の用意も、少しづつしていけば良いと思っている。と、突然の大雪。くるとは分かっているのですが、なかなか、どうして。
 「分かちゃいるけどやめられない〜」歌の文句では有りませんが、分かってはいるのですが、どうしようも無い。もうすぐ雪が降るだろうと自分でも分かっているのですが、「ま、良いか」と思って先延ばしにして、何もしていない。突然の雪で「どうしようもない自分がそこにいる」という事を、もう一度思い知らされました。
 雪は、全て物を隠してくれます。しかし、突然やって来る事でとんでもない物を、思い知らされたような気がします。

 

 今年の正月は、静かなお正月になるかと期待をしたのですが、夕方から雪が降り始め。除夜の鐘をつく頃には、雪が本降りとなってしまいました。
 毎年除夜の鐘には、近所の方々が撞きに来られ、にぎやかに鐘を撞くのですが、初めの頃は家の者だけで撞いていて何となく寂しかったです。しかし少したつと、いつも来られる方々がだんだんと来られ、いつもの年のように賑やかになりました。
 たき火をし、撞かれた方には、子どもさんにはみかん、大人にはお酒を振る舞っています。行く年に感謝し、来る年を迎える事が出来ました。


(写真はノーフラッシュです。ちょっと雰囲気が出て良いと思いません?)

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