ダイビング豆知識


(これは初心者の私がインストラクターの方の指導や体験から学んだことで、専門的なものではありません。)




機材

重機材

キューバーダイビングの機材には大きく分けて重機材と軽機材があります。
重機材は圧縮空気の入ったシリンダー(タンク)と浮力を確保するためのBC、そして呼吸をするためのレギュレーター。
重いという意味もありますが、重要という意味の方が強いのかもしれません。

シリンダーには20分の1に圧縮された空気が入っており一般的には10リットルのシリンダーに
200barの空気が入っており重さは2.6キロ。気温が高いときには潜る前でも計器が170~180barを示すことがあります。
シリンダーの重さがアルミで14キロ、スチールで13キロ強。つまり、シリンダーだけで、空気満タンで16~17キロ。
こんなことにこだわる方は少ないと思いますが、自分がいったい何キロの重さを背負うのかが知りたくて調べてみました。

それに加えて着ているスーツ重さのほか安定するための重りを私の場合4キロから、10キロほどつけます。
そこに、フィンとマスクを持って移動。きついはずです!。(甘えて他の方に持っていただいています。)

レギュレーターは、呼吸をする事だけでなく圧縮された空気を、普段通りの圧に変換する役目もあり、
高価であることもうなずけます。


軽機材
マスク、フィン、シュノーケルが軽機材と呼ばれますが
マスクは水泳用のゴーグルとは違い、鼻まですっぽりカバーします。そのため空気の層が多く
空気の層があるために水中でものがよく見えるのです。

フィンは水中の移動の際、素足と違い、フィンの面で水をかくので、移動速度が速くなります。

 シュノーケルは、水面移動や、水面で休憩する場合など、シリンダーの空気節約のためレギュレーターから交換してシュノーケルをくわえ呼吸をします。


このほか、体の中の窒素量を危険にさらすことを防ぐために、そして、深度やダイブ時間を管理するためのダイブコンピューター、
体を寒さや傷などか守るための保護スーツ(暖かい時期にはウエットスーツ、寒いときにはドライスーツ)
手を守るためのグローブ(手袋)、生物の観察や自分の居場所を知らせるための、水中ライトなど、様々なアクセサリーがあります。


水の中


水中では浮力が発生し、海水は真水よりも浮力が大きいため、潜るためには体にウエイトをつけます。
ウエイトは1キロ、1.5キロ、2キロとあり、それぞれを自分に適したキロ数、場所につけますが、基本はウエストの位置に2個つけます。足りない場合はBCや専用のベスト、足にもつけます。

浮力を調整するのに大切なのが、重機材のBC、BCに空気を入れたりBCから出したりして、体の浮き沈みを調整しますが、
同様に大事なのが、呼吸です。肺をいっぱいして、すべてはき出すと、2キロちかくのの重りを外すのと同じ効果があるそうです。

水平に保たれた体を、維持するためには、細く静かな呼吸を保つ必要があります。
それだけに、機材がすべて理想であっても、呼吸がうまく出来なければ、思ったような移動も出来ません。


海の中で、マスクに水が入っても、簡単に出すことが出来ますが、そのとき不思議なのは、海水が目にしみないということ。
ある方に聞いたところ、「ぬれた状態では痛くない、空気に触れて、目の中の水分が蒸発するときにしみるのだ。」・・と。なるほど~。

海中では3メートルを超える頃から体に水圧を感じ、そのため、耳を守るための耳抜きが必要になります。
深く行ってしまえば安定しますが、13メートル位行くまでに、3度以上の耳抜きをします。

それ以上深くなると、寒さと、締め付け感があります。
それでもドライスーツは空気を入れたりすることで寒さも締め付け感も改善することが出来ます。




怖かったこと

★アンクルウェイトが片方外れ、バランスが取れなくなり、同時にマスクに水もがんがん入ってきたこと。
大瀬崎でかわいい魚を見るよりもバランスの悪さに慌てふためき,最後は波酔い。
2本目はパスした。

★ボートスペシャリティーで、初めてのバックロールで一回転したままマスクが外れてしまった。
レギュレーターは加えていたので呼吸は出来たが、慌てふためき,つかまるところを必死で探した。
ボートにあった人差し指が一本入る程度の細いアナを発見。 そこに人差し指を入れ、離れないようにじっとしていた。
インストラクターがマスクをつけてくれ,事なきを得たが,怖かったなーーーーー!

★視界の悪い海で、カメラに夢中になっていて,気がつけば誰もいない。
1分その場で待つ,と言うセオリー。1分がとても長かった。
インストラクターが探しに来てくれたが、あれで一人で浮上? できないできない!

★皆が進んでしまったあと、動くウツボが下にうようよ。
インストラクターは「慌てたのはウツボの方だ。」 と言ったけれど、私は焦った焦った!

★長い海面移動で,上向きになったr下向きになったりを試していたら、シュノーケルから水が入り3度飲み込んだ。
インフレーターを探しても,手に触れるのはライトばかり。
レギュレーターに交換の頭も働かず、ひたすら遠くにいる仲間に頭の上で×印。
インストラクターが助けに来てくれたが,潜っている最中も浮いたり浮きそうになったりを繰り返し,さんざんなダイビングだった。
死ぬかと思ったのはあの時が初めて!

飲んだ水は夜まで不快を伴い続けた。


教訓

☆自信もないのに変わったことをするな!

☆カメラはほどほどに!

☆インストラクターからはなれるな!!





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