パチンコ昨今
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パチンコを２０年以上も続け、それなりに良い思いをして遊んでいることを自慢にしていた が、最近のパチンコ事情は少しばかり違う。ゆっくりと遊びながら、慣れた人なら勝てた時代 が確かにあったと思うが今はそれが難しい。もちろん私はそれほど研究していたたわけでは 無いけれど・・・。釘読みなんかいい加減なものだったけれど・・。 今の世の中の進み方が早いのと同様、パチンコ台の進化も早く、パチンコ台自体が懲りす ぎて、複雑にあちらこちらが七色の光を放ったり、爆音を出したり、挙句の果ては台がしゃべ る。もちろんしゃべるといっても機械的に言葉を発するだけではあるが、出始めは不思議だっ た。「がんばって〜！」 なんて台に言われても 「あんたこそがんばんなさい・・。」 と心の中 で言いながら何時当たるかもわからない台と向き合っていた。 最近では液晶の画面が美しく見とれてしまうような凝ったものが多いが、その凝った画面を 満喫するためにはお金がいくらあってもたらない。各パチンコメーカーが競争で新台を開発す るため今のパチンコを知らない人は触れてみて、きっと驚かれるに違いない。 でも困った事が起きた。台自体が高価なものであり、それもじゃんじゃんと新しい物に変え るためパチンコ店も営業が大変である事が想像できるが、その跳ね返りがお客さんに来てい るようで、昔のように少ない金額でゆっくり遊ばせてはもらえなくなった。 とはいっても店側も人を呼ばねばならないので、出る台を短時間に爆発させる。それは店 が仕組むと言うよりは最近の台の傾向と言った方が正しそうだ。そのぶん爆発後は全く出な くなったりすることも多いために、長時間遊べるかんじではない。勝つか負けるかがとてもは っきりしていてその差が大きい。ということは、ゆっくり同じ台で遊ぶ事が難しくなっているので ある。定休日は終日パチ屋さんで過ごす私には厳しいものがある。 いろいろ説明するとなおわかりにくくなるため、説明は省くが、パチンコ屋にスロット台という のがある。カジノなどで、レバーを引いて数字をそろえるアレに似ている。 パチンコ屋のスロは当選したとしても自分で絵柄を揃えない限り、コインは出てこない。あん なに早くまわるリールの絵柄を揃えることなど私には出来ないとあきらめていた。しかし、上 記のようなパチンコに嫌気がさした私はどうしてもスロットがしてみたかった。 そんな時助け舟を出してくれたスロの師匠。私には二人いるが、彼らのおかげで私はすっ かりパチンコからスロットに今移ってしまった。スロットは、ただ玉をチャッカーに入れるだけ が目的のパチンコと違い、機種によってそれぞれ勉強が必要である。今、仕事で先生と呼ば れる事が多いが、私は自分が楽しいことを学ぶのが大好きである。家人の 「いつでも新しい ことに挑め。」 と言うアドバイスにも素直に従い（？）スロット台に挑む自分が好きでいる。 もちろんパチンコをやめたわけではないけれど、その時代時代の流れに逆らわず、固執せ ず柔軟に立ち回るには、昔のことを思い出して浸っているだけではよどんでしまう。勝ってい た時期も結構あったが、今は駄目。 ２０数年のパチンコの趣味を今だに止めたいとも止めようとも思った事がないが、これ以上 ギャンブル性ばかり進むなら、私もそのうちついてゆけなくなるかも知れない。 そんなことになりませんように！（笑） （２００３年４〜６月にかけて 記） |
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