11月14日(水曜日)@赤坂BLITZ
今日は関東へ帰るぞう!名古屋から贅沢をして新幹線のぞみで東京へ着く。
何だかやっと左右がわかる場所へ帰ってきたかんじ。旅は楽しいけれど、慣れているところがやっぱりいいなあ。
そして、これまたLondon時代からのお友達よーこちゃんに会う。マックで旅のおみやげ話をしているともう4時だ!
今日は実家から両親とお隣りさんも来て一緒に見に行くので早めに赤坂見附で皆で待ちあわせをしていた。
無事に皆会えたのは良いけれど、がーん・・・。またやってしまった。赤坂見附じゃなくて赤坂でしたね、最寄は。
ソニックユースに来た時も間違って友達とタクシー乗ったっけ・・・。まあとりあえず、歩いて行ける距離だという事に気付いて
ちょっと腹ごしらえをする事にした。中華。しかも中華。総勢5人で海老焼きそばに五目焼きそば、かにチャーハン、
ジャージャー麺、海老チャーハンと青梗菜のいためたやつ。おいしーい!でもあぶらっこーい!でもうまーい!
皆でたらふく食べるともう5時45分。行かなきゃ!
そうよ、今日は前から用意していたプレゼント持参だからなあ!(手作りクッキーにバナナケーキ、ブラウニーと手編みマフラーなど)
果たして渡せるのだろうか・・・。最初にスタッフに渡したほうが良いのかなあ?
それとも終わってからずっと待ってたら会えるかなあ?などと心配しながら大きな荷物を抱え、2階席へと行く。
実はE列の1から8までは私たちの団体で差し押さえてあるのだ。まいったか!ふーちゃんや友達も続々と来て、久しぶりの再会を喜び、
お友達のお子さんとはしゃいだりする。ほほえましいねえ!私たちの席は端っこ。でも案外フェンスがないので良く見えそうだ。
暑さと人いきれにまいってきつつある父(55歳)の隣りに座り開演を待った。
いよいよライブ!
やっぱり東京!さすがに満員御礼のようだ。当日券はないし、2階も満席。変な湯気みたいのも立ってるし・・
客電が落ちる!わーい!ウェルカムトゥトーキョー!今日のスチュは上下黒の服で、ベルは赤のコートとサングラス!素敵!
おおーっと、今日も始まりはLa Pastie De La Bourgeoisieだ!♪sunbeam shine♪この歌って、カリスマ性あるよね。(意味不明)
そしてThere's Too Much Love, Magic Of The Kind Wordへ。父と共に2階から大声援を送る。指笛の得意な父(笑)
そして早くも今晩のマジカルモーメント、If You're
Feeling
Sinister!
誰かも言っていたけど、あのイントロのボワーンがいいですよねえー。この曲、速いからドラムは大変だろうななどと思いながらも
心身共にベルセバの世界へ入り込む。あ、スチュワート歌詞忘れてる・・・。まあ、古い曲だからねえ・・・。
そしてMayflyもやった!わーい可愛いよう!いったん終わると見せかけてまた始まるんだよね、この歌。
そしてサイモン&ガーファンクル調の新曲に、なんとオレンジジュースのカバー!In A Nutshellだ!
すーごい綺麗なハーモニーで感動しまくり。♪シャシャシャシャーラ イェーイェーイェーイェー♪
でもあまり誰もわからなかったらしくて寂しそうだったメンバー。‘I know that! Orange Juice!'叫ぶ私。だって・・・。つい。
そして運命のいたずらが起こった。
‘Japan is the home of Karaoke right?'みたいなことをスチュが言った。しかも何だか誰か出てきて歌わないか?
みたいなことも聴こえる。誰かが言った‘トラッシュキャンシナトラズ!’‘Oh,
we can't do that..'
そこで負けず嫌いの私も叫ぶ。‘Lazy Line-Painter Jane!'‘NO...not our songs'でも負けない私。‘Can I sing?'
誰も他にリクエストが無いのでなんだかやれるかもしれない・・・どきどき。そして何かメンバーが言ったのを父に訳してもらうと、
仕方ないなあやってもいいよみたいなこと言ってるようだ。ラッキ!すかさず私は席を立つと下に駆け下りて行く。
‘Wait for me a minuit!'タンタンタンタン駆け下りて、走って走って、セキュリティに止められても
かまわずに走って走って・・・それはまるで怠け者ジェーンみたいで・・・遂にステージすぐそばの扉を見つけた!‘I'm
Here!'
後で聞いたら父が私が走ってる間、待っててくれと頼んでくれていた様で感謝!勢いよくステージに足をかけて上ると、
サラが居た。(当たり前ね)スチュに聞いてみた。‘Do you remember me?'そう、4月にGlasgowに訪ねていったときのこと・・・。
ちょっと間をおいてYeah.良かった。‘But can I have your name again?'‘Nonomi!'‘Okay'
そんなやりとりがあって、曲が始まった。わおー!
ステージから前を見ると、顔なじみのお友達やら‘ののさん!’って声をかけてくれる人、そして2階には両親と友達。
横と後ろにはベルセバのメンバー。なんてこった!イントロが始まるとまず涙がでてきてやばかった。だってさあ、ねえ?
でもなんちゃってバンドやなんかの経験上、ステージに立ったら人を楽しませなければ!という信念&ベルセバファン魂で
冷静さを取り戻す。Lazy Line-Painter JaneはいつもCDと共に歌っていたし、
大好きな曲だったのでまあ楽勝っていえば楽勝だったけど横に居るのはスチュワートなわけで・・・。なんてこった!
歌いだしが悪かったけど、進むうちにのりのりになってしまってとっても気持ちが良かった。そしてやってしまったよ。
私の大好きなライン‘Boo! To The Bussiness World!'のところで
迷った挙句に中指を立ててしまいました・・・。ごめんなさい。ベルセバの品格を落としてしまったかなあ・・・。
今やらなきゃいつできる?とか思っちゃって。ついね・・つい・・・。そして間奏。おっと、シャカシャカ持たなきゃ!私、これ大好き。
発見!おーさすがベルセバのシャカシャカ。よく鳴るなあ!そしてスチュとのハモリ部分。‘but
you read in a book...'
とっても気持ちが良かったけれど、自分の声がどれくらい出ているかわからなくて
ちょっと困った。まあ、いいか。若い時の恥はかきすて。
そんなこんなでステージに立ってしまった私。調子にのって終わったあとにスチュに抱きつく。(やった!しめしめ)
バンドの皆様、お客さんの皆様、ほんとにごめんなさい、そして、暖かく見守ってくれて本当にどうもありがとうございました。
2階席に戻ると、Arabstrapが始まり、そしてなんとYou Made Me Forget My Dreams!これも聴けるとは思わなかったー!
やっぱりほんとにスチュワートのピアノソングスは良いなあ。The State I Am
Inでまたまたマジカルモーメント。
でも、次もかなりマジカルだったJudy And The Dream Of Horses。ベルとサラが2人でリコーダーをハモってる!
可愛いなあ、中学生みたい。この、ピュアネスがベルアンドセバスチャンなんだと思う。
そして今晩はWomen's
Realmもやってくれた!あれも大好きなんだ。
最後の曲はやはりLegalMan!!!♪It's coming back It's coming
back♪
そしてまたスティービーに母性本能をくすぐられる。
今晩もアンコールの拍手が鳴り止む事は無かった。 皆、あとほんの少しでも、彼らの音楽と共に居たかった。
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確か私は、‘ベルアンドセバスチャンへの想い’というページでこんな事を書いた気がする。‘そして私は夢を見る・・・
来日した彼らとベルセバTシャツを着た私が、共に歌っているのだ・・・’
夢って、本当に願っていれば、結構叶うものなのかもしれない。
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14th Nov(Wed) SETLIST
La Pastie DeLa Bourgeoisie
There's Too
Much Love
Magic Of The Kind Word
If You're Feeling
Sinister
Mayfly
Jonathan David
Black and White Unite(new song)
The
Model
In A Nutshell(from Orange Juice)
Lazy Line-Painter Jane(with nonomi!)
Simple Things
Boy With The Arabstrap
You Made Me Forget My
Dreams
Family Tree
The State I Am In
Judy And The Dream Of
Horses
The Wrong Girl
Women's Realm
Legal Man
ライブ後に
撮ってもらった!
ばんざーい!
歌ってよかった!
11月15日(木曜日)@赤坂BLITZ
昨夜の興奮冷めやらぬまま、私は恵比寿駅に居た。今日はタイからB&Sを観に日本に来るフランス人のジャンと会う約束なのだ。
彼は、ゆうすけさんのページからBBSに書き込んで誰かのヘルプを求めていた。そしてお世話好きな私がいろいろと計画をしたのです。
時間どうりにジャンともゆきみちゃんとも会えて、3人でガーデンシネマへ行く。これまた、私の大好きなWoody
Allenの新作、
‘おいしい生活’を見るため。この作品は本当に面白かった!単純明快、でもウディ独自の計算されたギャグ。
銀行のとなりにあるピザ屋を買い取って、そこから金庫までトンネルを掘るなんて考えないよ、普通。しかも
そこでやったクッキー屋さんがすごく流行っちゃうんだ。チョコファッジにチェリーシナモン・・・おいしそうー。
だめだめ、これはWoody Reportで書かなければ・・。見終わった後に、そのクッキー屋をイメージした本物のクッキーが売ってて
やっぱり買ってしまった。チョコファッジ。ソフトタイプで甘くておいしかった!
あらあら、そんなこんなでもう時間だ。今日はBowlieTシャツの私とゆきみちゃん、ふーちゃん、
よーこちゃんにも無事にあえて、皆で張り切る。でも私とジャンのチケット番号はBの400番代・・・。
さてと、どうなることやら・・・。
いよいよ‘私にとっては最後の’ライブ!
はあ。考えてみたら今晩が私にとっては最後のライブ。早かった4日間。でも、まだ終わっちゃいないよ!
これから、何が起こるかわからないからねえ!!!
ゆきみちゃんたち3人は最前列を取っていたけど、私達はやめておいた。実は人ごみぎゅぎゅうが苦手なヨワヨワな私・・・。
ジャンはどうしてもMayflyとSinisterがききたいようだ。うんうん。解るよ。と、前の男の子2人が私のTシャツをじろじろ見ている。
可愛い子だなあ。Sinisterの黒T着てるし。お、目が合った。よしお友達になろう。‘あなたもBowlie Weekender行ったの?’
‘いや、知らないけどかわいいシャツだね。’ブラジル人の2人組は日本にコンピュータ関係の勉強に来ているらしい。
‘ベルセバ、ブラジルにも行ったよね?’‘そうなんだよ、でも僕らはもう日本に居て・・’‘私、実は昨日ステージで歌っちゃってさあ・・’
‘何!?今日もやるの?’‘今日は君が行きなよう!カモーン’‘ノーノーノー!’‘カモーン’
あらら、客電が落ちた。キャーキャー!ワーワー!
おう!今日のベルはボブディランワンピじゃないかー!可愛いー!確か、Luisの行ったスペインライブでも着てた奴だねえ。
スチュは白シャツに黒の細ネクタイ。似合う!さすが!そしてスティービーは・・・あれ・・?もしかしてあのマフラーは・・?
実は、私昨日ライブが終わった後に手編みのマフラーやおやつをプレゼントしたんだ。あの色と質感・・・。私の編んだ奴かなあ・・・?
でもちがったら恥ずかしいから聴けないなあ・・・。気弱。そして始まる演奏。凄く綺麗なストリングスの旋律。
どこかで聴いた事があるような・・・懐かしいような・・。これはもしや‘こきりこ節’だ!凄い!日本の曲を覚えてくれたんだ!感激!
しかもすーごーく優しくて美しいベルセバマジックに変えてる!あーもう、これ聴けただけで来てよかったようううう。
そしてSleep The Clock Around....はかないよう・・・。そして今晩もMe and The Majorをやってくれた!スティービー最高!
なかなか静かな会場、私達はは大声で声援を送る。Slow Graffitti, J.D,The Model,
そして美しい美しいDon't Leave The Light On Baby。続くは今晩のマジカルモーメント、The
Zombiesの
‘Time Of The Season'くーっ!オツだなあ!♪たららんっハー たららんっハー’すごく良かった。面白かったし綺麗だった。
ゾンビーズは確かベルのお気に入りのバンド。ハーモニーが凄く綺麗なバンド。そして今晩もThe
Fox In The Snowをやってくれた。
ベルのFamily Treeはいつ聴いても可愛い。サラと交互に歌うのもいい。そしてそして、今晩の第2マジカルモーメント!
Get Me Away From Here, I'm Dying!わーい遂にやったね!この曲のライン大好き。
‘it is mightier than sword, I could kill you surebut I could only make
you cry with these words...'
たまらないよ。私を言葉で泣かせてください!みたいな。(笑)
それに、今晩は初めて、次に出るニューシングルをやってくれた。‘I'm Waking Up To Us'とっても悲しげで雰囲気のある曲。
実は昨日プロモーションコピーをもらったのですでに聴いてたんだ・・・。I Love
My Car はやらないのかなあ?
次のThe Wrong Girlではいつものようにベルがカウベルをひっぱたいていて面白かった。
‘I need the true love♪’私じゃだめですか?スティービー。(笑)
ベルアンドセバスチャンは、自らを紹介したりはしない。ストリングス隊やフルート奏者はきちんと紹介するのに、自分達はしない。
この、テレやさん!まあ、紹介しなくても私は知ってるけどね。ふふふ。
そして、Dirty Dream#2では観客の男の子や女の子をステージに上げた。うーん、私もー!でもいっか。昨日で充分よね。
2人ほど知っている顔がステージで踊ってる。皆、とっても楽しそう!これもベルセバマジックだよ。やっぱり良いものは皆で
分かち合わなければ。皆で楽しまなければライブの意味が無い、もんね!
次のLegal Manまで、皆はシャカシャカを持ったり笑ったり、踊ったり。私もステージに居るような気がしていた。
誰だっけ?ベルセバファンは恥ずかしがりだから誰もステージには上らない・・・なんて言ってたの。
まあ、日本ではそれは却下ですね!ふふふ。
幸せな時はほんとにあっという間に時間が過ぎてしまう。いつのまにかメンバー達がステージ上から消えている。
鳴り止まない拍手、MORE!の声、きらきら光るたくさんの瞳。そして1つだけゆらゆら浮かぶ、シャボン玉。ふーちゃんに違いない!
そして遂に、彼らが再び現れた!初のアンコール!?まず、1列に並んでお辞儀をした彼らがやったアンコール、
それはとても暖かで、楽しくて、本当の私達はこんなです・・みたいな。
コーラスが印象的なその曲はSly&The Family StoneのEveryday People
という曲だった。ずっとずっと、いつまでもやっていて欲しかった。
ずっとずっと、私たちと笑っていてほしかった。
最終の新幹線で家に帰らなくてはならない私は、何かに後ろ髪をひかれつつも
会場をあとにするしかなかった。もう一回、スチュワートの声が聴きたかったけれど。
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お友達やジャンと別れ、一人で乗り込む最終の新幹線あさま。喫煙席でタバコを吸いながら、私は泣いていた。
寂しさが一気にこみ上げてきて止められなかった。
この4日間で出会ったたくさんの人々、ベルアンドセバスチャンの歌たち、
スチュワートの優しい声、チケットの半券、ジャンのおみやげのトムヤムクン、
金のしゃちほこ饅頭、食べかけのキットカット。何を見ても寂しくて仕方が無いよ。
タバコの煙が目に染みて、涙はそれを洗い流した。
明日からはまたいつもの日常、でも私は信じてる。
目を閉じる前の気持ちが、目覚めた時にも変わってない事を。
そしてまた、彼らに会いに行こう。
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15th Nov(Thu) SETLIST
Kokiriko Merody
Sleep The Clock Around
There's Too
Much Love
Magic Of The Kind Word
My Wandering Days Are Over
Me And The
Major
Jonathan David
Slow Graffitti
The Model
Don't Leave The Light
On, Baby
Time Of The Season(The Zonbies)
Simple Things
Boy With The
Arabstrap
Fox In The Snow
Family Tree
Get Me Away From Here, I'm
Dying
I'm Waking Up To Us(new song)
The Wrong Girl
Dirty
Dream#2
Legal Man
Everyday People(Sly and The Family
Stone)
チケット総額
二万五千円也。
スチュワートに
もらったプロモ
CDとTシャツ
*こぼれ話*
字ばっかり