信 州 の 天 然 記 念 物 (6)

3件の国指定のほかは県の指定



 月瀬の大スギ(国指定) 根羽村
   目通りの幹周囲が14mもあり、信州一の
  巨樹・巨木。愛知県の県境に近く、多雨
  地帯で周囲は見事なスギ林におおわれて
  いる。樹高40mはあるか

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 小黒川のミズナラ(国指定)
           清内路村
新野(にいの)の

ハナノキ自生地

     (国指定)

阿南町
愛知・岐阜・長野の三県にまたがって
自生分布する特殊植物。いずれの土地
でも指定されて守られている。ここは、
早くも大正11年に指定されたが、ため池
を造ったり、国道の付け替えですっかり
面影は消えてしまった。
立派な石柱だけから当時が偲ばれる

ハナノキ写真と解説文へ

   風越山のベニマンサク自生地(飯田市)
 やぶ状の低木が開けた林縁部に群生する。
   親指の爪ほどの赤黒い花は秋に咲く

  きれいに紅葉し、
 丸い葉をつけるから
 別名マルバノキ

 立石の雄スギ雌スギ(飯田市)

 左;雌スギ  中;雄スギ

 川路(かわじ)のネズミサシ
            (飯田市)


 左・中;長姫のエドヒガン(飯田市)


  下市田(しもいちだ)のヒイラギ(高森町)
     残念ながら枯れかかっている


 山本のハナノキ
       (飯田市)
 ハナノキの自生木は、
 飯田以南から木曽の
 南部にかけて見られ
 るが、このような大木
 はめずらしい。大町市
 の居谷里湿原にも
 飛び地で自生する
ハナノキの花写真


     妻籠のギンモクセイ(南木曽町)
    妻籠宿の上、元学校の近くにある名木

地蔵久保のオオヤマザクラ (旧 牟礼村)
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袖之山のシダレザクラ (旧 牟礼村)
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東北山(ひがしきたやま)の千本松
       (松本市四賀五常)

   横川の大イチョウ
       (松本市四賀中川)


 矢久(やきゅう)のカヤ
      (松本市四賀中川)

   泰阜(やすおか)の大クワ(泰阜村)
 古くから鍬不取(くわとらず)の老桑木と
 呼ばれた名木

  八生(やおい)のカヤ
 (中野市桜沢) 根元から8本に枝分れしているので、児玉果亭画伯の命名だという.この解説文はこちらへ


  沓掛温泉の野生里芋(青木村沓掛)
 温泉の湯尻200uにわたって群生.
 村には弘法大師にまつわる伝説があ
り、「弘法の石芋」だと伝わっている.
考古学者の藤森栄一は、縄文時代
中期の栽培品だと指摘し、その後、著名な歴史家らによって引用されてきた.サトイモの野生地はまれだという.

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