*Legal Man*
1) Legal Man
2) Judy Is A Dick Slap
3) Winter Wooskie
‘緑’から1年半ばかり音沙汰のなかったベルセバ、2000年の5月にびっくりシングルを出します。
それがこの、リーガルマン!!!なにがびっくりって、まずは聞いてみてくださいよ!
今までのあの鬱病的美しさが自慢だったあのベルセバ節がないのです!
なんだか、60年代ディスコでかわいい古着を着て踊っちゃうようなわくわくしっぱなしの
ゴー!ゴー!イエ!イエ!的なドンチャン騒ぎですぜ!シタールの怪しげなリフから始まり、
ベルとスティービーのリードボーカルに、スチュワートの陰に隠れたコーラス、色んな友達ミュージシャン
も参加してるに違いない!でも私、こんなゴーゴー!イエイエ!も大好きなんです。
ベルセバが?ってのはあったけど、すごく嬉しかったのも本当です。やっぱり、暗いのばっかりやってたら
滅入っちゃうもんね。たぶんこの時期は、次のLP Fold Your Hands.のレコーディング中で
ちょっとに詰まっちゃってはじけちゃった!ってのもあるかもしれません。
Legal Man
上に書いたとおり、グルーヴィーでゴーゴー!的なノリの1曲。ベースはうねり、キーボードは跳ね
ギターのカッティングは冴え、ボンゴはパカポコ踊り、なによりサラの演奏するシタールがたまらない!
これを聞いて踊りださない人はいないんじゃないでしょうか?ライブでもすごいことになるよ。
叩き物を叩きまくるの!PVもすっごい好き!ドラッグクイーンや18世紀風かつらのおじちゃんや
かわいいドレスの女の子たちとドレスアップしたメンバーが踊るの!ちなみに、LegalManとは
udge裁判官のことらしいけどよくわかんない。私はこのシングルから、ベルセバの飛躍を予感していた。
そして、革新的なLP Fold Your Handへとつながってゆくのだ!
Judy Is A Dick Slap
なんともわくわくしてきちゃうようなインストですねー。ピコピコギューン!ゴーゴー!!!
Winter Wooskie
これはvass、スチュワート・デーヴィッドの昔の歌。それをリマスターしてここに入れたみたい。
ベルセバ第1期の切なく物悲しく、優しいアコースティックチューンだ!
そして彼はこれを最後に執筆活動に専念、このバンドを去ってゆくのだ。
*Jonathan David*
1) Jonathan david
2) Take Your Carriage
Clock And Shove It
3) Lonliness Of The
Middle-Distance Runner
Legal Man, Fold Your Hand..と続き、翌年2001年にできたシングル、JonathanDavid。
ここからベースにボビーが加入。上のジャケの右下の子なんだけど、私は最初、女の子かと思ってた。
イケメンロッカーの彼が加わり、またベルセバにも新しい風が吹き始める。(ベルセバ第2期)
このシングルはアップテンポなJonathan Davidで始まり、昔の曲の再レコーディングで閉じる。
Jonathan David
おおーう!スティービーのヨワっ子キャラ再び炸裂の1曲。はじけるピアノと共に彼のセクシーな
鼻声が響き、そこにベルセバマジックのコーラスがかぶさってくる素晴らしい曲。
スティービーの裏声?がたまらあーん!何より途中に出てくるゾンビーズやビーチボーイズ並みの
素晴らしいコーラスワークよ!なんとまあ、最高。ちなみに、これは好きな女の子は僕の友達が好き
というありがちな恋愛パターンを歌ってる歌。 歌詞内容
Take Your..
実はこれ、あんまり聞いてなくて覚えてない。確かピアノ曲。
Lonliness Of The Middle Distance Runner
題して‘中距離走者の孤独’。長距離走者の孤独という文学作品に影響を受けたと思われる。
‘僕は駅まで行くんだよ、どうだい?ついて来ないかい?’ついて行きたくなっちゃうぜ。
歌詞内容
これも古い曲の再レコーディングなので、ベルセバ第1期の世界がばっちり伺える。
クリスの寂しげなキーボードリフがたまりません。 さあ、皆で走ろう!
*I'm Waking
Up To Us*
1) I'm Waking Up To Us
2) I Love My Car
3) Marx And Engels
JonathanDavidからイギリスツアーを始めたベルセバ、そして遂に日本にもやってくることになった!
これは、2001年の11月、ベルセバの記念すべき初来直後にリリースされた1枚。サラとわんこがかわいい
ジャケットだ。この1枚には思い出がたくさんある。 まず、私がどうやってこのシングルを手に入れたか。
なんと、来日の時にスチュワートがプレゼントしてくれたのだ!ステージで歌ったあとに、会場で待っていたら
出てきてくれて、ご褒美にもらったの。ばんざーい! そしてもうひとつ。 ここに入ってるI Love My Car、
その曲を初めて聞いたのはなんと、グラスゴーのCava-Studioで、ベルセバと共にだったのだ。
彼らにインタビューに行ったとき、レコーディング真っ最中だったのね。で、スタジオに連れてってもらったの。
その時のこと、I Love My Car聞くたびに思い出す。音的にも格段に発展したベルセバ第2期代表って
かんじの素晴らしいシングル!
I'm Waking Up To Us
おおーっ。何なんだ、この今までのベルセバに無いスチュワートの歌唱スタイルは?!
長いファンはきっとびっくりするはず。 ヴォイストレーニングでも受けたがごとくマイクをにぎりしめて
熱唱する彼が目に浮かぶ。歌われていることも、今までは他人の物語が多かったはずが、
なんだか彼自身の物語のように取れる歌詞内容。メロディのように切ない。が、この曲の目玉は
メンバーのコーラスワークです!♪Chapter has closed..♪のとこなんてまるで・・
ドラマティックで笑っちゃうけど。泣けちゃいもする。いやあ、びっくりですねえ、この曲は。うむ。
I Love My Car
切なく寂しい曲から一転、なんともかわいらしく、それでいて実験的、ジャズとワルツをフューチャーした
素晴らしいポップソング!ウディ・アレンの映画に使われてそう!
なんだか、ほんとにこのシングルにも驚かされっぱなし!打楽器、管楽器をいろいろ使ってるし、
すっごく凝ったつくり。スチュワートの優しい声もなんだかI Love My Carだけに、猫なで声!
猫なで声のベルセバなんて初めてじゃない???さては、恋してるね?旦那!歌詞にはマイク・ラブなど、
ビーチボーイズのメンバー名が出てきたりします。ちなみにスチュワートさんは車好きです。
一番好きなのはバスでしょうけれど。
Marx And Engels
むむむ。うまいぞ、うますぎる。このシングルはよーく考えられているぞ。2曲驚かせておいて、
最後にはいつものベルセバ節に戻ってくるんだもの。ピアノとブラシのドラム、優しいアルペジオに
いつものスチュワート声。途中で流れてくるサラの語り、ストリングスを配した寂しげなエンディング。
そして歌詞の内容はちょっぴり政治的。ベルセバは確実に成長してる・・・。






*Step Into
My Office Baby*
1)Step Into My
Office Baby
2)Love On The March
3)Desparation
Made A Fool Of Me
そして映画のサントラとして作られたSTORYTELLINGの後にベルセバは帰ってきた!
なんともまたまた発展したベルセバのフル5thアルバムからシングルカットされたこれ。
アルバム収録曲をシングルカットするという、今までのポリシーを覆す動きに出たベルセバ!
インディーバンドから、ポップバンドへの転向が感じられますが、カップリングの2曲は2つとも
ピカピカの新曲なので、良しとしましょう!!! 1曲目はアルバムレビューを見てね。
Love On The March
うーーーーん!これはなんとも優しく儚げでいてわくわくするボサノヴァ風のベルセバです!
サラとスティービーのハーモニーに打楽器やボサ風ギターなどが功を奏して素敵な曲になってる!
2004年1月の来日でもやってましたね!最初聞いたときは何かのコピーかと思いましたが
れっきとしたベルセバ産です! 聴けば聞くほど好きになっちゃう曲。
最後はスチュワートのハーモニーも参加するので鬼に金棒です!
Desparation Made A Fool Of Me
と、攻撃的なボサノヴァで終わると、今度は優しいベルセバ節です。
ピアノ、ストリングス、そして優しいハーモニーと、そしてやっぱり儚いままでは終わらない
ベルセバ第三期の気配が伺われます。
*I'm A Cuckoo*
1)I'm A Cuckoo
2)Stop, Look And Listen
(&Passion Fruit!)
3)I'm A Cuckoo
(by The Avalanches)
4)(I Believe In)
Travellin' Light
そして勢いに乗ったベルセバはカタストロフウェイトレスより、もう1つのシングルをカット!
ククーです!ククー! 原宿や東京の出てくる言ってしまえば日本リスペクトな1曲!
これはポップチューンとして結構売り上げるのではないでしょうか?!
そしてまたまた素晴らしいカップリングはモンキーズ調のナンバーにサーフチューン!!!
いやあ、またやられましたっ!!ベルセバの引き出しはいっぱーいあるんです!
Stop Look And Listen
わあーいわあーい!これは聴いてるだけでニコニコしながら踊りだしちゃうようなハーモニーポップス!
アップテンポなスチュワートとスティービーの息のあった歌声にジャカジャカギター。
息もつかせずにチャカチャカと疾走するこの曲はベルセバ第三期の私のお気に入りの1曲です!
何度も聴いて歌えるようになるぞ! そして・・・・・ 終わったかしら?と思うとなんと今度はがっつりとした
サーフチューン!ベンチャーズも真っ青(たぶん・・・)のミックのギタープレイにはしびれましたねえー!
2004年来日でオレンジの可愛らしいギターを取り出して、ミックが何を弾くかと思ったら、これだもん!
あーあーあーあーあーーー最高! 私もサーフのコピーをしていたのでなんだか繋がれたみたいで
とっても嬉しかったです! この、サーフ特有の怪しくて何かが起きそうな予感、最高!
シャドウズにリスペクトを表したのでしょうか・・・? とにかくナイスです!
ククーのアヴァランチーズリミックスという、なんとリミックスにも乗り出したベルセバ!!!
やる気と勢いに敬服ですが、私はこれはあまり好きではありませんー。
(I Believe In) Travellin' Light
きゃああああ!(かなりの興奮気味)。 私のお気に入りメンバー、スティービーの新作はなんとも美しくて
爽やかなナンバーです。まるでサイモン&ガーファンクルなハモリも素晴らしい!
スティービーの'Okay? one two three four..' というカウントから始まります。 きゃあ!
途中になにやらシュルシュルとした効果音みたいのも、またベルセバでは珍しいですねー。
これも2004年来日でやってましたねー。とってもいいな、と思ってた曲です。
*Books*
1)Your Covers Blown
2)Wrapped Up In Books
3)Your Secrets
4)Cover
5)I'm A Cuckoo
(Japanese Version)
6)Final Day
ベルセバ2004年1月来日時のインタビューで、スチュワートは言ってました。
‘今の僕らにはどんなことでもできるような気がするんだ!この勢いは止まらないんだ!’
・・・・・・・。ほんと、止まりません。だって、フジロックで再来日が決まってしまったんだもん!
そしてそんな頃、カタストロフウェイトレスよりまたまたシングルカットが!
これは1月来日のときに披露したククーの日本語バージョンをも入れた来日記念盤でもあります!
こりゃあ、いくぞー!!!!と張り切った管理人ですが、結局行けなかったのであります。
ベルセバファン、少し失格・・・。 まあ、影では応援してたんだからいいか。
Your Cover's Blown
くくっ・・・・。なんという始まり方だ・・・・。ちょいとチャイナっぽいシンセで始まり、うねるギターが・・。
なんというか・・・。これは勢いに乗らなければ着いてはいけないぞーーー!
でも何度も聴いていくうちに勢いにはまっている私が居るので、さすがベルセバということにしましょう。
これは5分を軽く超える、山あり谷ありのナンバーです。 スチュワートのボーカルもさらに最高潮です。
とにかく聴いていけば聴いていくほど、このドラマチックな展開にクスッとさせられちゃいます。
ベルセバ、こんな風になるとはタイガーミルクでは思わなかったなあー。バンドって面白い。
常に進化していくベルセバに励まされながら、私も前を向いて歩いていくぞう!!!
とにかく、なんかすごいんです。
Wrapped Up In Books
私、この歌大好きだからシングルになっても良く聞いちゃいます!BOOKSというタイトルはここからかな?
Your Secrets
そして息抜きはさすがのベルセバ節。優しいスチュワートの声が登場だよ!ニコニコ前向きになれる曲。
フルートの音色がいいです! さあ、♪ワンツーワンツー 人生はワンツーパンチ♪ ってかんじ。(意味不明)
Cover
Your Covers Blownからのヒゲダンス風のインストです。
I'm A Cuckoo (Japanese Version)
なんだか、涙が出ます。外人さんが一生懸命日本語をしゃべっていたり、歌っていたりするのってとっても
感激します。しかも、あのベルセバのスチュワートがっていうのもあります。これは来日でもやってくれたやつ!
なんてファンを大事にするバンドなんだろう!!勢いとはいえ、私はずっと応援していくよーーーー!!!
♪サヨナラはつらい、僕らの荒野が見える、哲学に邪魔された、でももし、そうじゃナッカタラ!♪
難しい日本語に挑戦してくれたスチュワートに大きなリスペクトを!!!
Final Day
これはヤング・マーブル・ジャイアンツというバンドのカバーだそうで、寂しげなベルセバ風になってます
***そして時代は2004年、ベルセバ第三期黄金時代に突入・・・***