*TIGERMILK*

1)
The State I Am In

2)Expectations
3)She's Losing It
4)You're Just A Baby
5)Electronic Renaissance
6)I Could Be Dreaming
7)We Rule The Shool
8)My Wandering Days Are Over
9)I Don't Love Anyone
10)Mary Jo
このアルバムは、記念すべきベルセバのファーストなんだけれど、
赤いアルバムが売れるまでは限定販売でしか手に入らない
貴重なものだったみたい。で、ほんとは1996年にできたんだけど、
1997年にまた再発されたの。ジャケの
女の子がタイガーにミルクをあげてる
ところなんて超ベルセバ。すごい発想なんだもん。
ファンはベルセバのLPを色で呼ぶ、これは白、または
灰色と呼びますね。
ショートストーリーもとってもいいです。

とりあえずプレイボタンを押してみてまずびっくり。なんてまあ
か弱い声なんだろう? 
絶対一般受けはしないだろうなあってかんじ。

The State I Am In 
ベルセバの歴史的第1曲目。ここで歌われるのは、うじうじした自分のこと。
お兄ちゃんはゲイだってカミングアウトしたんだ、身障の友人にせかされたり、
それでもバスに乗るのが趣味で、暇なときはスーパーで暇つぶし。
どうにかしたいのに、でもこんな僕のまま。
深い意味はわかんないんだけど、この曲の美しいハーモニーはいつになっても
涙を誘うから私はいたたまれなくなってしまう。大好きなんだけど、すごく重い。

Expectations 
2曲目のこの歌に出てくるのは、学校で仲間はずれの女の子。
先生とも友達ともうまくいかない。お母さんは近所のスーパーで働けって言うけど
そんなので終わりたくない、私はアートを目指してるんだから。
ヴェルヴェットアンダーグラウンドの等身大オブジェだって造ったんだから!
スチュワートは歌う。
大丈夫、君は世界のてっぺんに居るんだよ!って。
ミックの物悲しくも美しいトランペットがたまらない。 
大好きな歌。 コピーして歌ったこともある。 歌詞内容

She's Losing It
3曲目に入ってやっとメジャーコードで楽しめな曲にはいる。
でもね、これでも歌ってるのは虐待をうけてひねくれちゃったリサのこと。
朝起きたとたんから壊れてく。誰も自分をわかってくれない。
でも、チェルシーに会う。女の子同士ってのはっとっても心強い。でも、だめ。
ジャカジャカしたギターと、ストリングスとペット、スチュの声のハーモニーが最高!

She's Just A Baby
これはクラブでかかるととっても踊りたくなる曲!歌ってることもほっぺにキスとか
かわいいかんじ。スティービーのセクシーコーラスがたまらなあい!
あーベイビーガールと言われてみたいー。(暴走)

そして
Electronic Runeissance
ええっ?!ベルセバらしからない
打ち込み?にびっくりなんだけど、
このアルバムにはこれがなきゃだめ。あのキーボードのリフとか、Feltっぽいし、
私はこれで踊れるわ!

I Could Be Dreaming
  
題名が大好き!そして、DVDに入ってたあのマジカル! 歌詞内容
エフェクトかけたエレキがたまらん!これに出てくる子も誰かに追われてる夢を見てるの。
でも、夢だか本当だかわかんないの。
そういうこと、よくある。あと、ベルだかサラだかのバックに聞こえる朗読も
すごくかわいい。覚えたい。

We Rule The School

僕らが学校を支配するんだ!って落書きについてのお話。
スチュワートのピアノ弾き語りにストリングスが絡んで美しすぎるの!
My Wandering Days Are Over! 僕のさまよえる日々は終わりを告げた!
ううん、
さまよえる日々に終わりなんてない。
でも、そんな日々からも何か素敵なことを見つけること、それが大事。
ここにはベルとセバスチャンが出てくる。ベルは
ジャパニーズレストラン
いやいやピアノを弾いてるんだ。
だんだん盛り上がってきて、ベルとのハーモニーが最高。もちろんペットも!

I Don't Love Anyone
これもほんとに大好きな曲。僕は誰も愛さない、何も愛さないんだ!クリスマスなんて
特に大嫌い!っていうつっぱった子の話。外では子供たちが楽しくはしゃいでる。
でも僕はもう子供じゃない。誰かが’世界はレースみたいに柔らかい’って言ってた。
でも僕は誰も愛さないんだ。このLPで一番アップテンポかつ聞きやすい曲なのに、
誰も愛さないんだ! これも歌ったことがある。いい曲。

Mary Jo
  
なにげにこの曲はあまり好きじゃないからよくきいてないの。あは。

全体的にスチュワート1 人の世界にほかのメンバーが飾りをつけたかんじ。
初期ベルセバの世界真っ只中で、2004年の今聞いても、閉ざされてる感じを受ける。
でも、ベルセバは、閉ざされた人たち全てに言ってくれたの。
君はそれでも大丈夫なんだよって。